13期生講座報告                                           トップページへ


月 日 : 2018年12月5日(水)快晴

講座名 : ネイチャークラフト

講 師 : 北尾 祐介先生・三枝 茉莉先生(堺自然ふれあいの森 スタッフ)

場 所 : 堺自然ふれあいの森(堺市)

   今日の講座は「ネイチャ-クラフト」の創作、最近のシニアの方々に「手作り~」が人気になっている。

脳の活性にいいのかもしれませんね!午前はクラフト材料集めと冬が訪れたふれあいの森の散策。サァー出発

!堺自然ふれあいの森は5月、7月に続き3回目の訪問で、皆さんの段取りは抜群、手慣れたもの。材料集めと

先生の説明を聞く。同時に耳と手を動かすのは大変でした。

先生からこんなお話がありました。

・シリブカガシ(尻深樫);別名はイッチンどんぐり

・イヌツゲ;役に立たない・・・どうして?

・南天;赤い実・薬用になる

・ヤマハゼ;ウルシの仲間

・ネズミサシ(鼠刺し);とげをネズミの撃退に利用?

・キクイムシ(木食い虫);里山の現代病になっています!

・ヤマモモ;昔の人はシンボルツリーとして利用!

狸の糞を発見!家族で同じ場所に脱糞とのこと。昼食後、今日のメインイベント;ネイチャ-クラフト(リ

ース)作り。まずは練習にススキを使ってのネズミ作り。簡単なようで難しいです。サァー 次は、各自お手

製の葛のつる台を使ってリース作り。これは自由課題のため、意外と創作意欲をくすぐられたのか?皆さんは

夢中で真剣になりました。集中のあまり無言! 会話も一休み!次に「どんぐりでネズミ?製作」、玄関にで

も飾れそうです。最後に自作のクラフトを持ち、集合写真を撮りました。皆さんの「幸せ」の顔、顔、顔!心

が癒された一日でした。(2班作成)


                   

       散策風景(材料集めと先生の説明を受けます。)      皆さんの力作のリースです。

自作のリースを持ち、皆さん、満面の笑みでした。







月 日 : 2018年11月28日(水)曇り

講座名 : 野鳥観察①

講 師 : 野上豊彦先生・山西治朗先生・掛川よしえ先生(泉北野鳥の会

場 所 : 大泉緑地(堺市)

  野外での冬鳥や留鳥の野鳥観察(バードウォッチング)。観察を始める前に先生から双眼鏡の調整の仕方、

観察時の「静かにそっと」等のフィールドマナーの講義があった。探鳥リストを持って観察開始。最初は鳥を

よく観察できると言う「水浴び場(バードバス)」に行った。頭上に小さな「ヒヨドリ」が木に止まっていて

、双眼鏡で観察しようとするがよく移動するので中々捉えられない。難しい。「メジロ」「シジュウカラ」等

を観察している途中、珍しい「オオタカ」がいるとの情報があり、コースを変更して現地に急行。先生の探鳥

用望遠鏡でやっと観ることができた。翼を少し広げて凛々しい顔。その後、日本の野鳥で最小と言われている

長い尾の可愛い「エナガ」、「百舌鳥の速贄(はやにえ)」と言われ、大阪のシンボルの鳥である「モズ」、

頭泉池では「マガモ」「カルガモ」「ヒドリガモ」「オオバン」、珍しい「アカハジロ」等を観察。カモ類は

渡り鳥で、夜はここでは安全な池の蓮の間で寝るとのこと。先生は突然飛び出した鳥を見て「ハクセキレイ」

と瞬時に同定された。素晴らしい。これもいつも観察されている成せる業(わざ)か。最後に野鳥のイラスト

で特徴等の講義と鳥あわせをした。参加人数以上の32種類も観察できたので「大成果」。リストにないアカ

ハジロ・オカヨシガモ・カンムリカイツブリの野鳥も観察できた。野鳥の可愛さと逞しさを感じられた楽しい

野鳥観察でした。(2班作成)

 
 
「どこどこ?」「あそこあそこ!」「いたいた!」 黄葉の中、鳥をレンズに合わせるのは難しい。 頭泉池では一番数が多いヒドリガモ。ピューピューと泣きそれぞれに違う羽色で個性的。 シダレヤナギの上のアオサギは上から獲物を探しているのかな。







月 日 : 2018年11月21日(水)晴れ

講座名 : 紅葉と冬芽の観察

講 師 : 栗谷 至 先生(大阪自然環境保全協会理事)

場 所 : 和泉シティプラザ・宮の上公園 (和泉市

  午前の座学では「樹木の季節変化」「葉の色の変化」「冬芽の状態・各部の名称」「ブナ科とニレ科の見分

け方」そして「ドングリの見分け方」の講義。落葉樹は「開葉期→展葉期→着葉期(光合成)→落葉期」と1

年サイクルで変化。落葉前に葉の中の栄養分を回収して幹や根に蓄える。副産物として葉緑素(緑色のクロロ

フィル)が分解され、緑色の葉から紅葉、黄葉、褐葉に変化し、美しい景色を織りなす。紅葉する理由(目的)

は「落葉する直前に養分を回収し組織を守る説」「害虫に対する戦略説」等が言われているが結局は解らない

とのこと。植物の不思議さと逞しい一面を感じる。午後は宮の上公園で植物観察。モミジバフウやメタセコイ

ヤは、紅葉の色に鮮やかさを欠いていたのは秋に暖かい日が続いた影響かもしれない。イロハモミジは、高い

所では紅く、中ほどは黄色で、下は黄緑色になっていた。上空から日光が当ることで、上は温度が高く下にな

る程温度が低くなるためとのこと。面白い変化である。アラカシやクヌギ等のドングリを「検索表」を見なが

ら調べた。ドングリの形や殻斗の形で同定したが、アラカシとシラカシ、クヌギとアベマキ等よく似たものの

判別は中々難しい。先生の和やかな駄洒落と、時には脱線しながらの講義はたいへん楽しく、いろいろな「気

付き」に出会えてますます植物に興味を持った。天気の良い日に野外を歩きながら、四季の自然に触れ、自然

を観察するのは楽しいものだ。(2班作成)


 
イロハモミジにうっとり。グラデーションの紅葉が美しい。 モミジバフウ(アメリカフウ)を見上げます。 クヌギのどんぐり。りっぱな座布団(殼斗)です。







月 日 : 2018年11月14日(水)晴れのち曇り

講座名 : きのこ入門

講 師 : 下野義人先生(三重大学大学院協力研究員

場 所 : ノバテーホール・長野公園 (河内長野市)

  午前の座学では、スライドを交えての説明。生物学的な定義に基づくと、キノコ(茸)は、厳密な意味にお

いては植物に分類することはできないと考えられ、動物と植物のどちらにも分類することができない菌類とい

う第三のグループに属する。石炭はどのようにしてできたのか?現在も同じような条件で石炭ができるのか?

答えはノーである。当時古代には分解者の腐生菌が存在しなかった。落ち葉や木材が分解されずに堆積し、石

炭となることができた。キノコが環状に生える不思議な現象「フェアリーリング」(妖精の輪)。キノコ菌が

散って段々と輪を描く状態でキノコが生えてくる。午後からのキノコ採集でこのフェアリーリングが確認でき

た。午後は長野公園へ移動し、班ごとに分かれて採集し先生に同定して頂いた。木にへばりついているオオミ

ノコフキタケを最初に見つけることができた。その後続々とチリメンタケ、大きなハナビラニカワタケ(プル

ンプルンで美味しそう)を採集。 話は変わって、本日は先生の誕生日でした。イギリスのチャールズ皇太子

と同年で誕生日が同じだということ。密かに年齢をチェック。年齢よりホントお若いのに皆が驚き!!拍手と

ハピーバースデイを皆で合唱し誕生日をお祝いしました。寒い中、先生に同定して頂きましたが、同定できな

いキノコもあり持ち帰って調べるとのことです。専門家の方でもキノコは難しいのだな~と感じました。やは

り素人は安易にキノコに手を出すなということですね!(2班作成)

 
きのことは?の説明を受けます。 たくさんのきのこが採集でき先生は同定に忙しい。 これがきのこ?ツチグリ(土栗)







月 日 : 2018年11月7日(水)晴れ

講座名 : 奈良公園の巨樹観察①

講 師 : 甲斐野 幸一先生 他スタッフ2名(グリーンあすなら

場 所 : 奈良公園 (奈良市)

 本日は気温24℃まで上昇、半袖でも快適な講座でスタート。

1.アラカシは、葉っぱの上半分の鋸歯が荒いのでアラカシと呼ばれる。

2.サクラは葉の付け根にある蜜腺で蟻を誘い、道中のダニや毛虫を捕らせる。

3.マツの葉は何億年前は葉が1枚だったが、光合成を多く得るために長い年月を経て2枚になった。

4.サクラの木は皮目から息をしている。(知らなかった~)

5.イチョウの葉は鴨の足に似て生きた化石とも呼ばれている。

6.木の高さの測定、器具を使っての実測。腕での簡易的な測定方法も教わる

7. 鹿が口の届く雑草・枝葉を食べるので(独特な景観:Deer Line)公園は約2億円の草刈りの経費削減。鹿  
 と人との共存が保たれている。

8.グループ分けをしての名前ゲーム。関連する共通点は何か?「山」「川」「木」等の文字が苗字に含まれて

 いると分かり、自然との関わり合いが深いことを示す。

9.ムクロジは仏教文化とともに日本に入ってきて、実は数珠になり、実の皮はサポニン成分が含まれているの

 で石鹸となる。

10.ナンキンハゼは紅葉の時期、赤が綺麗で人気であるが、外来種、「原則駆除」となってしまった。

 木は枝を切られたり、幹に穴が空いたりした時、自分自身を守るために傷口を修復する。脳が無いのになぜ

働くのか?傷口が空気と触れて反応するといった説があるらしいがまだ科学的には証明されていない。今まで

考えもしなったことが身近なところにまだまだ存在するのだなあと感じた次第です。先生は我々に「木の気持

ち」を熱く語られ講座が終了しました。(2班作成)


ナンキンハゼの紅葉は公園で1番人気ですが、シカは好まず増えすぎて困っている。 天を仰いでいる?指の先をイチョウの木のてっぺんに合わせた底辺が木の高さです。 シイノキの空洞。穴を塞ごうと自ら努力している。






月 日 : 2018年10月31日(水)晴れ

講座名 : 金剛山の植物観察

講 師 : 神山 善寛先生(金剛山の植物に親しむ会

場 所 : 金剛山ちはや園地 (大阪府千早赤阪村・奈良県御所市)

  金剛山ロープウェイ「金剛山駅」を降りると気温は9度、想像以上の寒さで、太陽の光を浴びて、なんとか

寒さをしのげることができた。金剛山の植生、落葉や紅葉の仕組みのレクチャー後、秋の金剛山植物観察をス

タート。この時期、山頂周辺のちはや園地には、花は少なく、樹木や木の実、草の実を主に観察した。イロハ

モミジ・ウリハダカエデなどの紅葉をはじめ、テンナンショウ、ツルリンドウ・ユキザサ・ツルウメモドキな

どの実を観察した。ノコンギク・シロヨメナ・アキチョウジ・イヌタデ・フシグロセンノウ・センブリの花な

どが辛うじて残っていて、合わせて50種類以上の草木が観察できた。観察している所々にヤマガラが飛び回り

、手のひらを出すと人懐こく寄ってきて、餌をせがんできた。冬に向かって餌をせがむ練習らしい。ヤマガラ

を相手に山頂に向かい頂上の手前(奈良県側)で、空を見上げると風でそよそよ揺れるブナ林の素敵な紅葉。

しばしたたずみ、癒しの時間と空間に心が洗われ、秋の金剛山植物観察を終了しました。
1班作成)

 

フシグロセンノウ(節黒仙翁)。野草では珍しい朱赤色の花。

紅葉をバックに集合写真。寒さを我慢してニッコリ。

テンナンショウ(天南星)の実。赤いトウモロコシ?美味しそうですが有毒です。






月 日 : 2018年10月24日(水)曇りのち晴れ

講座名 : ブナ林の保全

講 師 : 弘田 純先生(大阪みどりのトラスト協会/ブナ愛樹クラブ代表)他スタッフ数名

場 所 : 和泉葛城山 (大阪府、和歌山県の境)


  和泉葛城山の標高650m付近から頂上(858m)に茂る天然のブナ林は貴重な森林として大正12年に国の天然

記念物に指定された。ブナは平均気温が613度の涼しい地域で生育し標高1000m以下ではほとんど見られな

いことから、生育の南限と言われる。幹は白っぽく葉脈が10本前後のホンブナと、幹はやや黒っぽく葉脈が15

本前後のイヌブナがある。成長は非常に遅く、日当たりの具合で異なるが、日陰ではH5年の種が24年経ってや

っと1cmの幹で高さが60cmにしか育っていなかった。幹の断面には年輪が見られず材質が非常に硬い。種は6

7年周期で豊作となり、リスや昆虫が食べきれなかったものだけが地面に落ちて発芽し300年程かかり大木に

なるとの事。ブナ林が貴重な所以である。昼食後、3班に分かれて間伐の実習。足場と周囲の確認、倒す方向

をしっかり設定し、手鋸で作業。受け口の寸法や追い切りの方法など、沢山のノウハウがある。輪切りのヒノ

キのお土産は風呂に浮かべると檜のいい香りが大変心地良いとの事。イヌシデ、タラノキ、ヒバ、リョウブ、

コシアブラ、タカノツメの木やツルリンドウ、センブリの可憐な花なども沢山観察する事ができた。台風の影

響で大木がたくさん倒れ、一度の災害で数百年の営みが無になる自然の厳しさを実感した。(1班作成)


霧がかかって美しいブナ林のコアゾーンを眺め、説明を受けます。 作業小屋の前でハイポーズ!装備は万全です。 倒れたヒノキに一目散!枝落としに頑張ります。







月 日 : 2018年10月10日(水)曇りのち雨

講座名 : 甲山の自然観察

講 師 : 大橋正規先生(武庫ネイチャークラブ)


場 所 : 甲山森林公園(兵庫県西宮市)

  今にも泣きだしそうな空模様の中、先生の興味深い説明を聞きながら、多くの樹木に囲まれた甲山森林公

園の自然観察。紅葉した葉と緑の葉の両方が見られるホルトノキが出迎えてくれた。甲山のなりたちにも興味

をひかれた。花崗岩は大阪城の石垣にも使われ、今でも木々の間に残っている。途中、イイギリの赤い実に微

笑み、ツクシハギ、ヒヨドリバナ、チジミ笹、センニンソウなどを観察。日本の古き良き時代のお歯黒の話が

有り。女性が出産した後、虫歯になりやすいのでヌルデの虫こぶに多く含むタンニンを歯に塗ったとの事。理

にかなった口内衛生管理の為と知り感心した。展望台で昼食。晴れていれば近畿の山々が見えたのに残念。予

想より少し早い雨降りの為、午後に予定していた「仁川百合野町地すべり資料館」の見学は中止、観察コース

を変更して、予定を早めて講座を終了。又近い将来に快晴の下、先生の膨大な知識の伝授を心から願うばかり

です。
1班作成)

枝垂れて咲く、ツクシハギ ヌルデの虫こぶにはアブラムシが多数詰まっています。 お歯黒の説明に興味津々です。







月 日 : 2018年10月3日(水)晴れ

講座名 : 昆虫入門

講 師 : 山本捺由他先生(京都大学大学院 理学研究科)


場 所 : ファインプラザ大阪(堺市)・光明池緑地(堺市・和泉市)

  午前中は「昆虫ってなに?」をテーマに講義を受ける。およそ4億8千年前に誕生し、15千万年前には

今いる昆虫のグループ(目:もく)が出揃った。ゴキブリやトンボは比較的原始的な昆虫で3億年前にはいま

した。生物の中で、最も種類が多く100万種以上(記載種のみ.推定では500万種以上)で日本には約3万種程

生息する。脚が6本あり頭部・胸部・腹部の3部からなる生き物である。先生はハンミョウを専門に研究して

おられる。ハンミョウは路上で人が歩くたびに前方に少し進んでは止まり振り返る仕草を繰り返す動きをする

ので、別名「みちおしえ」とも言われる。シロスジメダカハンミョウはシダの茂る森で裸地の少ないところに

住み朽木に巣穴を作る。カワラハンミョウは砂漠や河原に生息し地表の高温を避ける為に足が長く、白い土地

に生息するものは白色で,黒い土地に生息するものは黒色です。因みにセッケイカワゲラは雪山に生息し白で

なく黒色です。ウサインボルト選手やチーターよりハンミョウの方が足が速いのには驚いた。「昆虫の今」の

まとめとして、人間活動により、日本固有種など多くの昆虫が絶滅の危機にさらされ危惧されている。午後か

らは外の草むらに出て、バッタや蝶、コオロギなどを採集し観察と同定をした。そう広くない場所だったが、

思ったより多くの昆虫がいて、驚いた。皆さん疲れを知らない子どもに返った様に、はしゃいで虫取りを楽し

んだ。そして私たち人類も他の生き物もいのちの繋がりで生きていることを学び(生物多様性)、この地球上

には不必要な生物はいないという大切な視点に気づくことができた。(1班作成)



昆虫とは?を学びます。 大きな網を振り回して昆虫採集に夢中。バッタがたくさん飛んでいた。 クビキリギス:指に噛みついたのを無理に離そうとすると首が取れるそうです。






月 日 : 2018年9月26日(水)曇りのち雨

講座名 : 農業体験②

講 師 : 四日克彦先生 他スタッフ数名

場 所 : ゴールドファーム(北阪農園 岸和田市)

  愛彩ランドに集合した途端に先日の台風の話題、被害状況や停電が続いたことなど、口々に。6台の車に分

乗し、畑ゴールドファームへ。前回、休憩や荷物置きとして使わせてもらったビニールハウスは、台風でビニ

ールの殆どが飛び、辛うじてフレームが残っているだけ・・・。もう1つのハウスは跡形もなくなっていた。改

めてこの度の台風の威力を感じた。班ごとにサツマイモの芋掘り、胡麻畑の草取りと土壌作り、胡麻の殻取り

・ふるいかけ、難波ネギの定植をした。台風の直前に急遽、刈り取って干してあった胡麻の殻取りは、量が多

くて大変! 茎を棒などに打ち付けて胡麻を落とす仕事は、農家では昔からこうして家族総出でやってきたの

だろう。粉が舞い上がる中、懐かしい歌を歌い続けて励む女性グループもあり、賑やか。最後には全員で取り

掛かり、やっとのことで胡麻の殻取り・ふるいかけをやり終えた。芋掘りでは、大きな芋を堀出し、歓声を上

げる人あり、「腰が・・・」「足が・・・」とぼやく人あり。10センチぐらいに育った難波ネギの定植を始める頃

に雨が降り始め、植え終わる頃には本降りになった。やっぱり13期生は雨と共にある。昼食時には柿を、帰

る時にはたくさんのサツマイモを頂戴して帰路につきました。(1班作成)


 
流れ作業で効率よく、刈り取った後の胡麻の根っこを抜きます。 たくさんのサツマイモの収穫。腰痛、膝痛の後遺症を気にかけながら・・ “あともう少し”と励ましあい、胡麻落としに歌声と共に頑張ります。







月 日 : 2018年9月19日(水)晴れ

講座名 : 天体入門

講 師 : 中島健次先生(那須香大阪天文台 天文台長

場 所 : すばるホール(富田林市)

  午前は“太陽と月”“惑星と衛星”“夜空の春・夏・冬の大三角形、秋の四辺形”“望遠鏡”等の講義でし

た。特に太陽と月のうごきの講座は記憶に残りました。太陽は朝、東の空からのぼって西に沈む。影の向きは

太陽と反対に昼は北、夕方には東に向く、これを利用したのが日時計。夏の太陽は空高くなり暖かく、冬はお

昼頃でも夏に比べて低く寒くなる、北極と南極を結ぶ地軸なるものが傾くからです。月は太陽と同じように東

から西へ、これは太陽や月が動いているのでは無く、私達のいる地球が北極の地軸から見て反時計方向に周っ

ているからです。走っている電車の中から景色が動いて見えるのと同じ理屈です。地球と月と太陽の位置の変

化によって月の光があたっている所が見え、月は三日月から半月になり満月へ形が変わります。新月から次の

新月になるまで29.5日かかり、昔は1カ月として暦にしていました。月が地球に最接近した際にみえるスーパ

ームーン、1ヶ月に2回満月になるブルームーン、皆既月食で月の表面が赤っぽくみえるブラッドムーン。こ

3つが重なったスーパーブルーブラッドムーンが35年ぶりに今年1月31日に出現し、特別な夜を見られた方

も何人かおられました。午後からはプラネタリウムで宮沢賢治の銀河鉄道の夜を鑑賞。ドームいっぱい360

に広がる銀河のパノラマ、天空の汽車に乗車したかのような夢の体験をしました。現実に夢見てられた方も、

宇宙に出会えた素敵な1日でした。クイズ:望遠鏡で絶対見てはいけないものは太陽と他人窓。(1班作成)


 
超 青い、超 赤い月。スーパーブルーブラッドムーンです。 天体望遠鏡、どのように覗きますか?ウン千円で購入できるそうです。 プラネタリウムの投影機。夢?の映像に酔ったのか少しふらつきます。







月 日 : 2018年9月12日(水)曇り時々雨

講座名 : 淡水魚入門

講 師 : 佃 十純先生(加呂登池自然クラブ

場 所 : 大泉緑地・加呂登池(堺市)

  大型台風の影響で大泉緑地公園の大木も倒れ、その惨状を目の当たりにした。講師の佃先生は「凡そ600

なぎ倒されたが、でも大木の根を見るいい機会ですよ。」とも話された。「淡水魚入門講座」はまずは、カタ

クチイワシ・ウルメイワシの煮干しの解剖です。各々の名前の謂れを聞きながら、イワシの鼻を探した。頭部

2つに割、飴色の脳と白い耳石を見つけることができた。胴体も2つに割、内臓や背骨を観察。白紙上にはボ

ロボロになったイワシ、何だか可哀そう。後半は淡水魚の講義。メインは姿かたちが類似しているメダカとカ

ダヤシの関係。卵胎生するカダヤシが生後2カ月で水草に産卵するメダカの生息を脅かしている現状。見分け

方はひれの違い、メダカの尻びれは旗状、尾びれはバチ型、カダヤシの尻びれはメスがうちわ状、オスが棍棒

状。メダカとカダヤシの混在した写真を目を凝らして見ても見分けは難しかった。午後は2組に分かれて、加

呂登池の淡水魚捕獲。先生から「網の仕掛け」「網すくい」「ザリガニ釣り」の仕方をユーモアたっぷりに説

明して頂いた。胴付長靴を履き、トラップを持って、池の中へ。30分後、モツゴ・タモコロ・ヨシノボリ・ザ

リガニ・カダヤシ・メダカ・スジエビなど大量の淡水魚を捕獲。しかしメダカは1匹で「メダカがカダヤシに

絶やされる危機」の現状を知ることが出来た。今回、子どもの頃を思い出し、楽しい時間があっという間に過

ぎ、講座が終了しました。(1班作成)


ユーモアたっぷりに、イワシの解剖の説明を受けます。 転ばないようにそろそろとトラップを仕掛けに池の中へ進みます。 大漁に大満足!この中にメダカは何匹?







月 日 : 2018年8月1日(水)晴れ

講座名 : ビオトープ入門

講 師 : 木村進先生(大阪自然環境保全協会理事・たんぽぽ調査事務局

場 所 : 大阪府立泉北高校(堺市)

  快晴、総勢23名が泉北高校の門をくぐる。先生は15年前泉北高校の一角にコナラの林を背景にビオトープを

作られ、今なおビオトープのネットワークに心を配られている。まず生徒たちが生育に取り組んでいる、三時

草、タデ、ステビア、しのぶの木等の見学。名も知らぬ私はすべて雑草木に見える気恥ずかしさである。さあ

ビオトープの見学です。ヒメガマ、ヨシ等が水面より背が高く伸び、アカメヤナギが池を見下ろしている。季

がくればオオミクリの花、ヒシ、ガガブタの花が咲き、交尾中のイトトンボが見られるという、まさに生きも

のの暮らす場でした。移動した教室では、ビオトープより採集したオオカナダモ(水草)、ゾウリムシ、ミド

リムシ、ボルボックス、ミジンコ等の微生物の観察。顕微鏡の焦点を合わせ覗く。「不思議!」「きれい!」

「かわいい!」「今日は皆、科学者だ!」の声が上がった。午後の講義はビオトープ造成から今日までの13

間、観察を継続し、ビオトープの環境条件の測定を常に行い、蓄積されたデータを基にして、多様な生物が生

息できるように心がけているという先生のお話。学校ビオトープは豊かな人間性を育成するための情操教育の

場である。今まで関心がなかったビオトープに心を寄せた一日であった。(1班作成)


 
ビオトープ(Biotop)って何?動植物の環境保全の話に熱心に耳を傾けました。 ビオトープ池での実地学習、ザリガニ、メダカ、池の水を採取 「見えた!見えた!ボルボックス、ミジンコ ゾウリムシ・・・」







月 日 : 2018年7月25日(水)晴れ

講座名 : 河口・干潟の生物

講 師 : 山田浩二先生 (貝塚市立自然遊学館研究員)

場 所 : 近木川河口・貝塚市立自然遊学館(貝塚市)

  毎日、熱中症警戒警報の続く中、貝塚の近木川(こきがわ)の干潟再生地(海水と淡水が混ざった汽水湾土

)での講義。干潟再生地には、絶滅危惧種の生物が棲み、ワンド(湾土)が河口にあれば、きれいな水が海に

流れるため、「干潟の環境を取り戻そう」(干潟生物が「水を浄化する」)と全国的に干潟の再生に乗り出し

ていることや地域の人たちが触れ合える場所づくりを目指していることなど干潟の役割、重要性を知ることが

できた。干潟再生地では、泥の穴の中から次々とハクセン(白扇)シオマネキが出てきて、片方のはさみを何

度も何度も動かしているカニの姿は、まるで私たちを歓迎しているかのようでした。手作りの釣り竿にちくわ

を付けたタコ糸を岩の間にたらしてのカニ釣りやウオッチング。クロベンケイガニ・タカアシガニ・コタバカ

クガニを採集。二色の浜に近い河口にも移動し、干潟の生き物探しを楽しんだ。ヤドカリ、ミミズハゼ、イシ

マキガイ、ケフサイソガニなどを採集。最後に貝塚市立自然遊学館を見学し、管内の生き物や自然の発見がつ

まっている展示物や標本を見て、学習。みなさん、今日1日猛暑にめげず、頑張りました。
(1班作成)


白い大きな鋏脚を振り上げるハクセンシオマネキ(絶滅危惧種)オスの恋ダンスを観察中。 汽水ワンドでのカニ釣り。なかなか釣れないので手で摑まえ、採集する方も。 投げ網漁の網の投げ方の特訓中。







月 日 : 2018年7月18日(水)晴れ

講座名 : 地質観察

講 師 : 佐藤隆春先生 (大阪市立自然史博物館・外来研究員)

場 所 : ラブリーホール・石川・千代田神社(河内長野市)

 今までの講義は動物や植物の生き物が対象でしたが、今回初めて生き物以外の大地(ジオ)がテーマでした

。午前中の座学で、約1500万年前に形成された瀬戸内火山帯の一部の証である嶽山と汐ノ宮に分布する溶

岩、石川の河原に転がるさまざまな岩石、気の遠くなるような時間をかけて、石川がつくった地形・段丘を学

んだ。午後から、石川の河原へ行き、先ず溶岩を観察、規則正しく並んだ柱状節理を直接触り、溶岩の破片の

中に極小粒の夜会のエメラルドを見つける事ができた。溶岩の近くの水辺には、地中から湧き上がる炭酸ガス

の泡を観察できた。次に、河原の石ころを観察、砂岩・礫岩・花崗岩など現物を見ながら
石の成り立ちや性質

などを
学んだ。最後に、近辺を散策しながら段丘の存在と成り立ちを先生の丁寧な説明で学ぶ事ができた。

1500万年、それ以前から僅かずつ今も続いている大地の活動の中で、我々は生かされているのだと考える

と、小さな人間と大きな大地のありがたさと不思議を感じました。暑さは大丈夫ですか、休憩しましょう、と

常に我々に気遣いされながら、下見、通り道の草刈りまでされた佐藤先生に心から感謝です。(1班作成)



猛暑の中、足元に気を付けて、石川の河川敷の溶岩を観察します。 柱状節理から割って頂いた溶岩を手に取って観察できました。 汐ノ宮公園。あそこに見える崖は1500万年前にできた河岸段丘です。







月 日 : 2018年7月11日(水)晴れ

講座名 : 両生類と爬虫類

講 師 : 木下裕美子先生 他スタッフ2名(堺自然ふれあいの森スタッフ

場 所 : 堺自然ふれあいの森(堺市)

 午前は両生類と爬虫類を比較しながら、次の事を学びました。両生類は体外受精で卵は殻がなく柔らかい、

皮膚は
鱗はなく粘性があり、皮膚呼吸により水辺で生息する。爬虫類は体内受精で卵は殻があり硬い、皮膚は

鱗があり肺呼吸で水辺でなくても生息できる。中でも、カメの卵が28℃以下だとオス、28~29℃でオス

メス両方、30℃以上ではメスに決まる事とか、両生類のイモリは泳ぐため尻尾は太くて長く、爬虫類のヤモ

リは皮膚が厚く尻尾は細くて長い。蛇のヤマカガシがヒキガエルを捕食し、ヒキガエルの毒を貯めて自分の毒

にして身を守る事がある。爬虫類のトカゲには手足があるが、土中で生きる蛇は手足が退化して無くなった。

トカゲはまぶたとは別に瞬膜があり目を守る。蛇にはまぶたはないが大きい透明なウロコがあり目の汚れや傷

を防ぎ、目玉を直接動かしてピントを合わせるなど聞き面白かった。午後から外に出て、運よくマムシ・カナ

ヘビを捕獲し、マムシの尻尾と胴体の境目を、カナヘビは第3の目と言われる頭頂眼痕を確認する。シュレー

ゲルアオガエル、トノサマガエル、ヌマガエル、オタマジャクシも捕獲・観察する。オタマジャクシは先に後

足が出て、次に前足は成長した右足が身体を突き破って出て、その後エラ穴から左足が出てくると教えてもら

いびっくり仰天する。いつもなら蛇など怖くて、直ぐ逃げてしまうが、皆さんと楽しい体験ができました。




カエルの苦労ゲーム。ゲームを通して(又は体を動かして)生態系のバランスについて考えました。
まむしと知らず確保。念入りに観察できたので次に遭遇しても大丈夫。 トノサマガエル、ヌマガエルの赤ちゃん、ヤゴ、カナヘビとニホントカゲなど採取。







月 日 : 2018年7月4日(水)雨時々曇り

講座名 : 農業体験①

講 師 : 四日克彦先生 他スタッフ数名(ゴールドファーム)

場 所 : 神於山農村公園・北坂農園(岸和田市)

  13期生初めての農業体験ですが、あいにくの天気の中、午前中はみんなで難波ネギの種子を選別し取込んだ

。一説では、[鴨なんば蕎麦]のなんばはネギとの事。難波がネギの産地で有った事から、ネギを[難波]と呼称

したらしいです。暗黙の了解で持ち帰った種で皆さんの口を唸らせる日が待ち遠しいです。午後は難波ネギ畑

の見学と、西瓜畑のアライグマ避けネット張りの作業。北坂農園では一面に開花した金ごま畑の見学。ごまの

花の可憐さに心癒されました。雨天の中、束の間の全員で力合わせてのジャガイモ掘り作業で、童心に返っ

てとても楽しかったです。聞くところによると、12期生の皆様が作付けして頂いたジャガイモに一同感謝申し

上げます。梅雨の最中、今回は天候には恵まれませんでしたが、四日先生の吉本にも勝るオヤジギャグの連発

に心和ませていただきました。私たちがジャガイモの作付けをする時も、14期生の皆さんがジャガイモの収穫

を喜んで頂けるように励みたいと思います。(1班作成)



ネギ坊主をふるいにかける手つきは徐々にうまくなる。 殻と種の選別機、「唐箕」を使っての作業はなかなか面白い。 ジャガイモ堀スタート。たくさんお土産に頂きました。







月 日 : 2018年6月27日(水)晴れ

講座名 : 磯の生物観察

講 師 : 睦谷一馬先生(水産技術センター スタッフ)

場 所 : 水産技術センター・豊国崎(泉南郡岬町)

  多奈川駅から徒歩25分、水産技術センターへ。始めに、水産技術センターの紹介ビデオを見て「海を見守る

・魚を調べる・海辺を再生する・魚を増やす」ための当センターの取り組みを学習しました。先生は展示物の

パネルを使って大阪湾の地形や魚種、浅い水深に適した漁法など話され、その後、私たちは栽培漁業センター

を見学。それぞれの大きな水槽を覗き込むと、クロダイ、トラフグ、ヒラメの稚魚がたくさん泳ぎ回っていま

した。クロダイの別名“ちぬ”の由来、フグの歯を切るわけ、ヒラメの習性・カレイとの違いなど興味深い話

を聞いた。大阪湾のプランクトンを顕微鏡で観察後、大阪湾の海洋環境の諸問題の講義を受け、水産技術セン

ターの役割が大きいことを再確認。午後、大阪に残された貴重な自然海岸“豊国崎海岸”で一人ひとり、小さ

なバケツを持ち、磯に棲む生き物を観察しました。波打ち際の石をひっくり返すとカニやヤドカリたちが右往

左往、愉快な生き物たちが飛び出してきます。「きらめく波に日常の憂いさが洗われ、足元が濡れるのも構わ

ずカニと戯れる最良の時を過ごせた。」(一口感想より)
 


トラフグの稚魚の水槽前で養殖の説明を聞きます。仲間を傷つけないよう歯切りの作業が行われます。

何が出てくるかな?海に足を浸すのは久しぶりです。
たくさんの生き物が採取でき、先生に同定して頂きました。







月 日 : 2018年6月20日(水)雨

講座名 : 浜辺の植物観察

講 師 : 木村進先生(大阪自然環境保全協会理事・たんぽぽ調査事務局

場 所 : せんなん里海公園(泉南郡岬町・阪南市)

  午前中は海岸断崖に生えるウバメガシ、トベラ、マサキ、ヒメユズリハ、シャリンバイ、珍しい日本ダンチ

クの葉を触り、「分厚いなあ」「硬い」「緑が濃い」とその特徴に気づき、先生は極度の乾燥、強風、海水の

飛散、直射光に耐え、厳しい環境でも生育できる植物の戦略を説明された。断崖風衝地のツワブキ、オニヤブ

ソテツなど草丈の低い植物も観察。午後は海岸環境の特徴と植生、塩分による浸透圧に強い植物や水分保持の

為、根を長く伸ばす植物のレクチャーを受けて、浜辺の植物観察。砂浜のハマヒルガオ、ハマボウフウ、コウ

ボウムギ、ハマゴウを、観察。海水に浸かる場所にはハマサジ、イソヤマテンツキ、ホソバハマアカザが生育

し、汽水域に向かって植物が帯状に群落を作っている様子を確認。岩場には外来種のナルトサワギク、アメリ

カネナシカズラも植生していた。途中、ヤマモモの実を見つけ、手を伸ばし味わう。大阪府下で2か所しか生

育していないヒトモトススキの希少価値を知った。自然海岸ではアオサやハマダイコンを観察、最後にオカヒ

ジキの試食で終了。終始、雨の中での観察ではあったが、厳しい自然環境の中で生育できる術や知恵を身に着

けた浜辺の植物に出会えて良かった。



イヌビワの実の中には蜂の幼虫が住んでいます。食べる時には気を付けましょう。

一瞬、雨が止みました。オカヒジキ、ハマダイコン、流れ着いたアオサ 美味しそうです。味見しましたが、しょっぱかった!
降りしきる雨の中、断崖のウバメガシを見上げ、午後からはハマサジの説明を聞きます。







月 日 : 2018年6月13日(水)晴れ

講座名 : 緑化入門

講 師 : 池田栄子先生・井上昌美先生(NPO法人グリーンカレッジ大阪)

場 所 : 堺市都市緑化センター・大仙公園内の日本庭園(堺市)

  軒下の緑化、夏の風物詩の吊りシノブ(しのぶ玉)作りに挑戦した。先生の穏やかな話しかけで部屋は和み

、丁寧な説明で制作の手は進み、一人ひとり満足度?%の吊りシノブを作ることが出来た。でも完成は今の見

栄えではなく、数年後、銀色の根が伸び、美しく生長した吊りシノブです。枯らさないようにトキワシノブの

特徴や育て方、世話する心を学んだ。制作後、先生の案内で都市緑化センター内の四季の庭、里山の庭(ホタ

ルの庭)、吉祥の庭、果樹園など植物テーマパークを歩き、スモークツリー、夏ツバキの花、ラクウショウの

呼吸根や半夏生の色彩など各々の草木を観察することができた。また草木にまつわる話や関連する短歌を紹介

され、特にユズリハの前では河井醉茗の詩「ゆずりは」の一部を読まれ、「人の世も同じね、次の世代に全て

を譲るために私たちは・・」心に染み入る話でした。午後も先生の案内で緑豊かな大仙公園内の日本庭園を鑑

賞した。池を挟んでのオカメザサの築山が美しく、穏やかに流れる石津渓沿いを歩き、園内の至る処にアジサ

イの花を見ることができ、風情ある花菖蒲の池を渡り、伝統的技術を駆使した園内を一周し、癒しのひと時を

過ごすことができました。



形、大きさは様々ですが、オリジナルの吊りシノブが出来ました!

久しぶりの晴れの講座で足も弾みます。大仙公園の日本庭園に向かいます。
緑化センターと日本庭園に咲く花々(ギンバイカ、菖蒲、アジサイ、半夏生







月 日 : 2018年6月6日(水)雨

講座名 : 信太の森の自然観察

講 師 : 田丸八郎先生(信太の森FANクラブ)

場 所 : 信太の森ふるさと館、信太の森(和泉市)

  葛の葉伝説で知られている“信太の森ふるさと館”で「大阪の生物多様性のホット・スポット“信太山丘陵

”はどんなところだろう?」をテーマに丘陵の成り立ち、歴史・文化、自然環境、保全運動やその活動につい

て学びました。また四季折々の景色や動植物の姿をスライド写真で紹介され、50種超える絶滅危惧種が生息す

る信太山丘陵がどれだけ価値あり、未来の子どもたちにも見せたい場所であることを知りました。午後は信太

山丘陵へ。木々の間を通り、山道を下り、湧水湿地の惣ヶ池湿地が近づいてくると、住宅街の騒音は聞こえな

くなり、耳にする自然の音が心地よくなりました。木道の杭に時の流れを感じましたが、惣ヶ池湿地はまさに

大阪のオアシスです。「どんな生き物だって頑張って生きているのですよ。」しかし、トキソウ、サギソウ、

カスミサンショウウオの卵塊など希少動植物を採集する心無い行為があることを知らされ、切ない気持ちにな

りました。草原地に向かう途中にニホンアカガエルに出会い、遠くでホオジロの鳴き声を聴きました。「生物

多様な信太山丘陵の里山的自然環境を子どもたちに!」と草原地での田丸先生のメッセジーは心に響き、微力

でも何等か力になり、数年後の里山自然公園開園を皆で喜びたいです。自然環境保全の大切さを学ぶことがで

きた1日となりました。


 
鏡池に蓮の花が、でもここに有ってはならない植物です。 惣ケ池湿地の池には絶滅危惧種のカスミサンショウウオとかニホンアカガエルが住んでいます。 ヒメジョオンのお花畑で保全活動のお話を聞きます。







月 日 : 2018年5月30日(水)雨

講座名 : 里山入門

講 師 : 後北峰之先生(堺自然ふれあいの森 館長)

場 所 : 堺自然ふれあいの森(堺市)

  後北館長の幼少の頃の話に笑顔で相槌を打ち、鎮守の森、集落、ため池、農地、草地という里山(田舎)の

風景を思い浮かべた。しかし生活様式の変化や農地の基盤整備とともに里山風景は減少し、里山の価値が失わ

れようとしている。里山文化の継承の場としての森づくりを進めている当館の取り組みに共感することが多く

あった。4班に分かれての「みんなのトンボ池」周辺の開発計画立案はどの班も説得力があり、活発なデスカ

ッションができた。予算面をクリアすれば採用されそうな立案であった。午後は木々に囲まれた尾根道を歩き

、左右の自然の機能回復するゾーンと常緑化整備ゾーンを見比べ、「80年前の里山をめざす」当館の取り組

みを見ることができた。歩く道々で林床の蘇り、小鳥やフクロウの巣箱、オオスズメバチの巣、樹液に群がる

虫たち、イヌサンショウとナミアゲハの幼虫、シリブカガシの老木の恵み、枯れ木にキノコ、カヤネズミの住

処、麦秋の麦畑、シュレーゲルアオガエルの鳴き声など里山が育んでいる命の営みを感じることが出来た。雑

草地となっている田畑で足を止めて、しばらく沈黙。「人間の考えひとつで環境が変わる。」館長さんの言葉

に深く頷きました。


 
フクロウの巣箱が遠くに見えます。先月、巣立ちましたが、たくさんの人が写真撮影に訪れます。
“みんなのトンボ池” 周辺の開発計画案を班毎に発表します。 雨の中に咲くささゆり。かたつむりとカエルの出現にホッとしました。







月 日 : 2018年5月23日(水)雨

講座名 : 鳥類入門

講 師 : 仲 淳一先生・市川勝三先生・山西治朗先生泉北野鳥の会)

場 所 : 新金岡公民館

   「素敵な鳴き声だなあ、と散歩時、ふと!気づくことがありませんか?」と仲先生からの問いかけで始まっ

た。身近な鳥を思い浮かべながら、今までの野鳥との出会いの話や鳥の特徴、歴史、分類などの基礎知識を学

んだ。その後、一人ひとり双眼鏡を手に、野鳥の会のスタッフの皆さんの手ほどきを受けながら、双眼鏡でピ

ントを合わせる実技講習を受けた。「耳で探す、目で観る、気配を感じる」の探鳥の仕方、楽しみ方には野鳥

や自然に迷惑をかけないフィールドマナー
“やさしいきもちが大切だということも学んだ。午後からは理想

的な都市公園の探鳥地“大泉緑地”での探鳥会でしたが、生憎の雨で中止となった。野鳥観察の動画・資料を

もとに更に野鳥のことを知った。鳥のクイズをしながら、ハシブトガラスとハシボソガラス、ハクセキレイと

セグロセキレイの見分け方、三鳴鳥の1羽オオルリやキビタキの特性など教えてもらった。仲先生の撮影・編

集のオーストラリアの野鳥、堺近辺の野鳥、淀川河川敷飛来のコミミズクの観察動画鑑賞後、大泉緑地で探鳥

できる42種類の野鳥のレクチャーを受けた。今回は雨で探鳥会は出来ず、残念な思いですが、次回の探鳥を楽

しみにしたいと思います。


 
双眼鏡の使い方、選び方を学びます。ピントを合わせるのは難しい。 午後も雨のため仲先生撮影の野鳥の動画鑑賞会。オーストラリアの野鳥は美しい。 晴れていたら探鳥できる野鳥の説明を聞きます。ウグイスとメジロを間違えないように、ミサゴは英語でオスプレイ。などなど。







月 日 : 2018年5月16日(水)晴れ

講座名 : 哺乳類入門

講 師 : 早川篤先生(大阪自然環境保全協会理事

場 所 : 河内長野ラブリーホール・長野公園

  午前の講座では、狂言・落語・万葉集・浮世絵・民話など日本文化に登場する動物を取り上げ、モモンガは

子どもが怖がる動物 狐の鳴き声で労働時間が決まる 山くじらとはイノシシ・シカの肉などその内容は興味

深く、当時の人々の生活と動物との繋がりの話に引き込まれた。哺乳類の約40%はネズミの仲間だが、家ネズ

ミ(ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミ)は3種類で残りは野ネズミ。その野ネズミがいなくなれば生態

系が崩れる。絶滅危惧種のトゲネズミ・ケネガネズミが琉球諸島に生存。午後は河内長野公園で、盛り土や穴

を見つけて動物の痕跡の着眼点を学んだ。盛り土は、人工的なものでしたが、穴はモグラの穴で、暗闇の中を

動き回るモグラの姿を思い浮かべた。「バックは出来るのかな?」「尻尾は?」のつぶやきの声に、モグラの

はく製を使って体の構造や特性を説明され、親近感を抱くようになった。イノシシとシカの脚や頭骨、ウサギ

の前脚と後脚、コウモリやノウサギの骨格標本などはく製を実際に手にすることで生態の違いがよりよく分か

った。先生の心地よいジョークに笑い声が絶えず、しかし野生の動物の接触の仕方や生態系の崩れを考える講

座でした。


 
フィールドサインを探しに出発です。けものみちを発見。覗き込みます! 雄鹿のりっぱな角といのししの頭骨です。
もぐらの穴、発見。立派な手と鼻としっぽを頼りに穴の中を前後に動き回ります。







月 日 : 2018年5月9日(水)雨のち曇り

講座名 : 植物入門(木本)

講 師 : 栗谷至 先生(大阪自然環境保全協会理事

場 所 : 堺市立栂文化会館・西原公園

  座学では「広葉樹・針葉樹・落葉樹・常緑樹」「葉・幹・枝の構造や成長のメカニズム」「樹木の生存戦略

と遷移」など栗谷先生のスローな駄洒落を交えた話を聴き、「樹木とは何?」について学んだ。競争優位に立

つための生存戦略は時間的優位、空間的優位だけでなく、ブロック塀の隙間で生きる植物(ニッチ確保)も動

物と共生している植物も生存戦略であり、脅威を感じる植物の逞しさに驚いた。午後は西原公園でのフィール

ドワーク。落葉樹のケヤキと常緑樹のヤマモモの葉を観察。クスノキの枝をルーペで覗き込み、先生の指先に

「これが芽鱗痕です。」ニセアカシアの葉を手にして、マメ科特徴の奇数羽状複葉を確認した。自然起伏の雑

木林に入り、カシ・コナラ・クヌギの樹皮の違いを観、木肌に触れて、硬さや冷たさも感じ取った。「アラカ

シ・シラカシ・アカガシは葉の形や鋸歯の違いで見分けるけど、ムズカシ!」「えっ!」ノゲシの綿毛が舞い

上がる先にウワミズザクラの花を見つけ、しばし眺めた。コブシのギザギザのない葉とサクラのギザギザの葉

を見比べ、全縁と鋸歯を確認した。聞きなれない芽鱗痕 羽状複葉 鋸歯も実物を観察でき、樹木の観察の面

白さを味わうことができた。


 
ニセアカシアの葉っぱを手に、一枚の葉っぱが進化して複数の小葉(奇数羽状複葉に、何のため?議論しました。 桜の花を楽しんだ後にも、葉柄の付け根に甘―い 蜜線ができます。 さあ、これから森の中を探検します。どんなたくさんの木と出会うでしょう!







月 日 : 2018年4月25日(水)雨のち曇り

講座名 : 植物入門(草本)

講 師 : 木村進先生(大阪自然環境保全協会理事・たんぽぽ調査事務局

場 所 : 堺市立栂文化会館


  午前中はタンポポを中心にして、植物全体を見通す講座です。木村先生から頂いた、「西日本のタンポポ」

資料は長期間にわたるデータが蓄積され、その豊富さに驚くことばかりでした。タンポポには色んな種類があ

り、外来種セイヨウタンポポと在来種カンサイタンポポの特性や特徴を比較することで育つ環境の違いを知る

ことが出来ました。タンポポの花びらは何枚?(
5枚)レタス ゴボウ ダイコン、ヒマワリのうち、タンポ

ポに最も近縁の植物は?(レタス、)などタンポポの七不思議の話にも引き込まれていきました。

 午後からは先生手作りの「野草ミニ図鑑」を手にして、雨上がりの西原公園へ。五感を使っての野草観察で

す。ハルガヤの葉を揉みながら匂うと「桜もちのような甘い香りする」、草花名の語源も面白く、白詰草(ク

ローバー)は荷造り用に詰めた草、「ブタナ」も「ヘクソカズラ」も可憐な花なのに、洒落た名前に出来ない

ものか?スイバの葉をしがんだら「酸っぱいなあ」スイバの花穂をルーペで観察して雄株・雌株の同定もしま

した。見慣れた野草を1つ1つ観察し、どの野草も生きる知恵を持ち、その知恵のメカニズムに驚くばかりで

した。野草に対する視点や姿勢が変わっていきそうです。




木村先生のクイズ式の楽しいタンポポ講座です。


雨上がりの新緑の中、カラスのエンドウか?スズメのエンドウか?熱心に聞き入ります。
白詰草(シロツメ草)・シロバナタンポポ・牧牛の食欲そそるハルガヤ







月 日 : 2018年4月18日(水)曇り

講座名 : アウトドアでの安全

講 師 : 平木祐治先生
日本赤十字社救急指導員)

          他スタッフ  (森山一美 防災士)

場 所 : 堺市立栂文化会館

  野外活動での留意点やキズ・ケガの処方法を実技を交え教えていただきました。スズメバチに要注意で黒

っぽい服装は避け、白っぽい服装を着用することや開放性の傷は新鮮な水で傷口を洗うことなどです。三角

巾では、二つ折り・三つ折り・腕への巻き方や吊るし方・本結びを二人組になって実技練習をしました。

 午後からは 「そばにいるあなたしか救えない命がある」をテーマに、人形や簡易の器具で胸骨圧迫(心

臓マッサージ)の仕方やAED使用方法を学び、胸骨圧迫では「強く、早く、絶え間なく」を念頭において、そ

のリズムを体験しました。息切れする場面もあり、「その人が動き出すまで」「救急隊員が来るまで」と、

救える命は「時間との勝負」、緊張感が部屋に漂いました。最後にシェイクアウト訓練①姿勢を低く②頭を

守る③動かないを基本にして身を守るトレーニングをしました。避難場所では①食べる②寝る③出す の確

保が大事で、③に関する簡易トイレの実物を紹介していただきました。「備えあれば患いなし」非常食・非

常用グッズ・連絡方法・避難場所等を私たちも各自で再度確認する必要がありそうです。


手作りの三角巾で包帯を作ります。なかなか難しい。お化けではありません。頭に包帯を巻く練習です。 災害時に役立つ簡易式トイレです。 1分間に100回心臓マッサージ、救急車が来るまで交代で頑張ります。







月 日 : 2018年4月11日(水)曇り

講座名 : 自然の見方と観察

講 師 : 田中広樹先生

場 所 : 堺市立栂文化会館

  いよいよ、2年間の講座のスタート、これからの自然観察の心構えとして、自然の見方、とらえ方の5つの

視点を講師の田中広樹先生に教えていただきました。

五感(観る・聴く・嗅ぐ・味わう・触れる)+心を使って観る。

同じところを観る。移り変わりに敏感になり、季節を感じる。

アリの目、鳥の目などいろいろな視点で観る。

繋がりを観る。目に見えない営みに気づき、すべてのものは繫がる。

生き物の一生を観る。

早速、栂文化会館周辺の草木の観察をしました。ウバメガシの新芽を観て、触る。「どうして新芽は茶色な

んだろう?」先生の何気ない話しかけにハッ!としました。「花見は桜だけじゃないよ。」と話されて、モ

ミジの赤っぽい小さな花、イチョウやマツの木の雄花・雌花など木の花を観察しながら、具体的に自然の見

方、とらえ方をフィールドで学びました。午後からは西原公園で自然観察。落ち葉を座布団にして座り、沈

黙の1分間。通り過ぎていく風、木の葉の揺れる音、どこかでの鳥の囁き、木漏れ日、ふと、浮かんだ思い

出などつぶやきが広がっていき、ほんのひと時ですが、“センス・オブ・ワンダー”の世界となりました。

その後、グループで4色の自然探しや野草(キュウリ草)の名前付けゲームを通して、身近な自然との触れ

合いを味わい、会話も弾みました。最後に田中先生から「自然の大切さ、生き物の素晴らしさ、命の尊さを

わかる人になってください。」とエールを頂き、講座を終えました。

クスノキの葉脈三本の根元にダニ(共生)部屋があります。 ふかふかの落ち葉の座布団に座って1分間ゲーム。自然を五感で感じます。 お花畑(キンポウゲ、たんぽぽ)で自然観察。








月 日 : 2018年 4月 4日 (水)晴れ

講座名 : 開校式とガイダンス     

講 師 : 当カレッジ(理事・スタッフ)

場 所 : 堺市立栂文化会館

  桜の花びらが解き放たれるかのように青空を舞い、桜の若葉が美しく、大阪シニア自然カレッジ13期生のスタートに

相応しい開講式の日となりました。カレッジ設立の経緯や当時の様子、講座内容などカレッジの運営について新谷代表理

事からユーモアを交えながら話がありました。「ハッ!とした感動を大切にし、楽しいシニアライフを!」その思いを共

有できたように思います。スタッフ及び担当理事からは 受講の約束、年間計画、4・5月の活動内容、保険、ホームペ

ージなどの説明があり、その後、「今日の記念写真」を撮りました。「はい、チーズ」午後からは受講の動機、今までの

体験や趣味など一人2分~3分で自己紹介をして頂きました。「へぇーすごい!」「面白いなぁ」とつぶやきが聞こえて

きたり、笑顔がこぼれたり、緊張の糸がほぐれていくような時間となりました。皆さんのスピーチに拍手です。班別打ち

合わせでは会話が弾み、さらに和やかなムードとなりました。来週から始まる2年間の講座を楽しみにして、13期開講

式を終了しました。  

 

  新谷代表理事のお話を熱心に聞きます。

班別会議ではそろそろ和やかなムードになりました。
ピカピカの13期生です。いよいよ今日からスタートします。