12期生講座報告                                           トップページへ


月 日 : 2018年12月5日()晴れ

講座名 : 奈良公園の巨樹観察②

講 師 : 
甲斐野 幸一先生、グリーンあすならスタッフの方々

場 所 : 春日奥山遊歩道北部・若草山


  前夜の雨で足元が悪い為予定していた春日奥山遊歩道南部から北部・若草山コースに変更。二回目の甲斐野

先生の講座は春日大社本殿バス停近くのナギの巨樹の説明から出発。今年の紅葉は夏の高温、台風の影響でき

れいではないが、イチョウなどの乾燥に強い木は鮮や
か。川沿いを登っていくとナギの木が多い。神木、鹿が

食べない、陽の当らない所でも成長する、ナギの近くでは他の植物が成長しない、硬くねじれているので加工

しにくいなどナギにとっては増えるのに良い条件ばかりとの事。遊歩道脇に根に空洞のあるモミの大木、100年

位前に道路を作る時根を切られた。登っていくと大きな切り株が、この杉もモミの木同様道路が作られた時土

を削られ、急斜面に立っていたが自分の重みに耐えられなくなり今年の春倒れてしまった。これら木の気持ち

を考え代弁すると「木は怒っています」と甲斐野先生。茂った木々の中で日光を取り入れる事ができるよう、

葉が重ならないように上に伸びているツブラジイの大木。種子のついた枝を残し遠くへ飛ばす為の風を待って

いるケヤキ、どの木々も子孫を残すため工夫して生きている。若草山山頂から見ると歩いてきた照葉樹の原始

林の地形がよくわかる。神域として千年以上も保護され倒木更新をくりかえしながら生物多様性を維持してき

た原始林。現状は増えすぎた鹿による食害で倒木更新が出来ない、ナギ、樒、ナンキンハゼなど鹿の食べない

木々の繁殖、ナラ枯れの被害拡大など多くの問題を抱えている。数百年も生きている巨木、寿命が全うできる

環境を維持できることを願いながら本日の講座を終わった。
 

根を切られ空洞ができたモミの大木  最近は地衣類がつきだした。 自重に耐えられなくなり倒れたスギの切り株  直径2m 幹回り約6m 樹齢460年 若草山より眺めた春日山原始林







月 日 : 2018年11月28日(水)曇一時雨、29日(木)晴れ

講座名 : 西はりま天文台1泊研修

講 師 : 
施設担当者

場 所 : 兵庫耐震工学研究センター、理化学研究所播磨事業所

      兵庫県立西はりま天文台、兵庫県立人と自然の博物館

  今回のメインは西はりま天文台の観望会であるが、その前に日本が世界に誇る2つの施設を訪ねた。まずは

地震国日本ならではの施設E-ディフェンスを見学した。実大三次元振動破壊実験施設で実験施設を水平(前

後・左右)鉛直(上下)の三方向の震動で破壊した結果を基になぜ、どのように、どこまで壊れるのかを検証

し、より地震に強い建物を建てる技術の確立に寄与している。実験ビデオを見て地震の恐ろしさとその対策の

必要性を再認識させられた。

 次は大きな加速器が作り出すつよいX線で今までにみえなかった小さいものを観察する施設のSPring-8

とX線自由電子レーザーで化学反応など今まで速すぎて捉えることが出来なかった原子や分子の一瞬の動きが

くっきりとみえる施設のSACLAである。ビームラインが57か所あり、その1つで光合成を解明してエネ

ルギー問題を解決する研究がされており成功すればノーベル賞ものとか、その他多様な研究がされている。夕

刻に西はりま天文台に到着したが空からは無情にも雨が。楽しみにしていた観望会は星の話と「星を見る望遠

鏡」を見たで終了。途中、星が見えそうになったので残念!悔しい!

 翌朝は日の出と紅葉の山々を包む雲海を楽しんで、三田市の人と自然の博物館へ向かう。館内ガイドを聞い

た後、見学したがいろんな展示物がたくさんあり
時間が足りなく少し駆け足での見学となった。研修の最後は

「DNA抽出実験」である。ブロッコリー、食塩水、食器用洗剤、エタノールを使ってDNAの抽出に5班に

分かれて挑戦。結果は2班は抽出成功、3班は残念でした。
高校生の時はどのグループも成功していたのに我

々シニアの成功率が低いのは何故かな?と講師も不思議そう。ともあれ全員初体験で楽しいセミナーでした。

予定時間通りに帰阪し、2日間の思い出をお土産に家路へお疲れ様でした。

            

                                  スプリング-8で記念写真!

なゆた望遠鏡 これで星を見るはずだったのに 眼下に広がる雲海
     
  学生時代に逆戻り ワイワイ、ガヤガヤ     見事ブロッコリーのDNA抽出に成功したぞ!! 







月 日 : 2018年11月21日(水) 晴れ

講座名 : 九度山町散策と紙すき体験

講 師 : 
(九度山町語り部の会)飯島さん・安川さん、(紙遊苑)下西さん


場 所 : 九度山の町と紙遊苑

  日中は暖かく快晴の一日だった。午前は語り部の案内で、旧萱野家の大石順教尼記念館➝真田古墳(真田の

抜け穴)➝真田庵➝道の駅「柿の郷くどやま」➝慈尊院➝丹生官省符神社を巡る。真田ブームが去ったためか

、観光客はまばら。
勝利寺横の紙遊苑の縁側を借りて、真田いこい茶屋特製の町石弁当で昼食。 午後は紙すき

体験。弘法大師から伝えられた手漉き和紙「高野紙」は、①楮(コウゾ)を大釜で蒸す、②黒皮をとる、③灰

を入れて煮る、④叩きほぐして楮繊維に、⑤水と楮繊維とトロロアオイの粘液を混ぜて紙を漉く、⑥天日で干

す、の多くの行程を経て作られる。今日はこのうちの⑤のみの体験だが、3月の修了式で授与される修了証書

の原紙となるだけに、皆さん真剣に取り組む。厚すぎたりダマができたり悪戦苦闘しながら、先生のOKが出

て一安心。
講座終了後はお目当ての富有柿を買い、重いリュックを背負って帰途についた。

語り部の案内で立ち寄った真田庵で、真田父子の蟄居生活の様子を聞く。 専用の簀桁(すけた)を使っての紙すき体験。3回すくうのが標準だが、何回すくっても仕上がらないのは何故? 最後はタオルで水分を取るが、講座初のエプロン姿が似合ってますよ!?







月 日 : 2018年11月7日(水)晴れ

講座名 : 地質観察②

講 師 : 
佐藤 隆春 先生

場 所 : ふたかみ文化センター・屯鶴峯

  午前中は座学。「ドンヅルボーで火山活動を読み解く」のテーマで、1500万年前の二上山の火山活動の

様子を学ぶ。午後からはドンヅルボーへ移動。数千万年前の大阪周辺では火山活動が盛んで、二上山は今より

もずっと高く、活発な火山活動を繰り返していたと考えられる。その活動による火砕流や火山灰などが堆積し

、その後の地殻変動で隆起、浸食風化で今のドンヅルボーの風景になっている。遠くから見ると鶴が屯(たむろ

)
しているように見えるので「屯鶴峯」の名前がついたと言われている。初めて訪れた講座生は目の前に広がる

白い景色に驚いていた。白い地層の重なっている中に見える火山豆石を観察、火山灰が噴煙の中で水分を吸っ

てくっつきあってできた丸い石。円盤型の豆石は横なぐりの風(サージ)によるもの。次に火砕流の流れ、堆積

物が観察できる地層の場所に移動、数センチから数メートルの地層が約20枚重なり150mもの高さになっ

ている。火山灰が水分とくっついた層、火砕流の層、層の中に見える鉱物は冷える温度で違う色になっている

、層の中に見える線で風の向き火砕流の流れてきた方向がわかる、とのお話しに一同興味津々で聞き入り疑問

点について活発に質問していた。1500万年前、二上山が爆発している様子を想像できるようになった一日

でした。


ドンヅルボーの風景 火山豆石を観察中 堆積物のあらわれた地層、数センチから数メートルの層が重なっている







月 日 : 2018年10月31日(水)晴れ時々曇り

講座名 : 自然観察②

講 師 : 
正野 明先生他 日本パークレンジャー協会スタッフの方々

場 所 : 府民の森 くろんど園地

  2回目の自然観察講座。私市駅前の公園で、危険な植物生物、注意事項の説明を受け準備体操をして出発。

少し肌寒い気温だが歩きながらの観察にはちょうど良い。民家の庭先の柿にメジロがいた。よく熟れた柿に目

がいきメジロに全く気が付かない人も。ネイチャービンゴのアイテムを見つけて記入しながら観察。渓流にハ

ヤの仲間の魚がいる。紫色の実をつけているヤブムラサキ、葉を触るとビロードのような感触。ジョロウグモ

の巣を見つけ観察、オスはメスの半分以下の大きさ、メスに比べ弱々しく細い。交配の時は上手く近づかない

とメスに食べられてしまうとの事。ウラジロの裏側の白い部分は蝋の成分で火を近づけると色が変わる。実験

してみてくださいと言われた(枯れた葉ではダメ)突然きのこの形をした建物が現れる。雷よけのシェルターと

の事、目立つけど周りの景色の中で浮いている。アキノキリンソウ、コウヤボウキなどの花、流れでできたポ

ットホールを観察、赤く熟れたフユイチゴを味わったりしながら昼食の場所へ。途中森林整備されているパー

クレンジャー協会の方々に出会う。昼食後は見つけたアイテムでビンゴゲームを行いお手製の賞品をいただく

。ここでも21号台風被害で沢山の倒木が見られた。特に風の通り道の被害が大きい。倒木を切断しても運び

出すのが困難、整備が大変と言われた。整備ができないまま大きな台風が来たらと考えるだけ恐ろしくなる。

色づき始めた木々、稲刈りの終わった田など穏やかな秋と自然の猛威を見せられた一日でした。


コウヤボウキの花 キノコのかたちの雷よけシェルター  観察中に見つけたアイテムでビンゴゲーム







月 日 : 2018年10月24日(水)快晴

講座名 : ウミウシ観察

講 師 : 
田中広樹先生、補助スタッフ


場 所 : 加太・城ケ崎海岸

  今日は加太まで足を延ばして城ケ崎海岸でのウミウシ観察である。ウミウシは貝殻が薄片化・消失化してい

く巻貝の1グループで日本には1400種以上が棲息している。

 質問*図鑑で見るような色彩豊かなウミウシが見られるかな?


  答*カラフルなウミウシは沖縄などの南方面で多く見られる。 残念!!

  質問*簡単に見つけられますか? 

  答*体調は数ミリから数センチなので頑張って下さい!

 先生の説明を聞いてからウミウシ探しをスタートして、岩を動かし、海水溜まりに目を凝らして探すもなか

なか見つけられず悪戦苦闘するが、やがて「オカダウミウシが見つかった」「これはツメウミウシです」「エ

ダウミウシも見つかったよ」とうれしい声が聞けた。ジャノメアメフラシ、ミドリアメフラシなど9種のウミ

ウシを採取出来ました。台風の影響で陸では多くの倒木被害があったが海も岩が流されてウミウシの棲息環境

が悪化したので今回、採取できた種類が少なかったので早く環境が良くなって欲しいですね。
全員がウミウシ

を採取することは出来なかったが、好天の下でヤドカリ、イソギンチャク、ヒトデ、カニ、ウニ、サカナなど

数多くの磯の生物も観察出来て
心が満たされた講座であった。

先生、これはウミウシですか? トレーの中で動き回るジャノメアメフラシ 触覚(左)がはっきりと分かるクロシタナシウミウシ







月 日 : 2018年10月17日(水) 晴れたり曇ったり

講座名 : 金剛山の植物観察

講 師 : 
神山 善寛 先生


場 所 : 金剛山・黒栂谷(くろとがだに)林道周辺

  当初は金剛山の山頂に向かう予定だったが講師が下見された結果、山上には花の種類が少なく山麓には多く

の花が残るため、金剛登山口からスタートする黒栂谷林道周辺にコース変更した。


  朝はバス組にちょっとしたハプニング発生。河内長野駅前から発車するバスが、早めに集合した他のグルー

プのために満車となり慌てたが、数分後に臨時バスを増車していただき、逆にゆっくりと乗車することができ

た。
登山口バス停付近からスタートして林道へ、植物を観察しながらゆっくりとしたペースで登る。アキギリ

・キンミズヒキ・シラネセンキュウ・アケボノソウ・ツルニンジン等の花が次から次へと出現する。去年から

今年の台風の影響によりあちらこちらで倒木や崖崩れの被害があったが、幸いにも50種類を超える植物を観

察できた。コースを変えて大正解!


配布資料により花の形状等の説明を受けて講座がスタート。さあ、今日はどんな植物が観察できるかな、と期待が膨らむ。 花がキリに似るアキギリ。また葉の形が琴の糸を支える琴柱(コトジ)に似ていることからコトジソウとも呼ばれる。 直径1~2㎝の花に多数の斑点があるアケボノソウ。2年草で1年目はロゼット状の葉のみで、2年目に伸長し花を咲かせる。







月 日 : 2018年10月3日()晴れ

講座名 : きのこ観察②

講 師 : 
下野 義人 先生


場 所 : 烏帽子形公園(河内長野市)

  2回目のきのこ観察講座。天気も良く採取日和、午前は採取観察。先生よりきのこの観察の方法、採取時の

説明を受け(根元から採取、個々に新聞紙等にくるむ等)観察スタート。やぶ蚊と格闘しながら探し、見つけて

は丁寧に採取。マツタケがないかなと密かな期待をしていた受講生もいたが残念ながら見つかりません。持ち

帰ったきのこは、傘の見事な姿、球形、赤、黄、白、褐色など、大きさも大小様々。それらをカサの硬さ、色

、よく似た姿などに分ける。午後は先生による同定と説明。匂い、形状(傘、柄、根元、ひだなど)、味などで判

断。顕微鏡、DNAで調べないと判断できない場合もあるとの事。ニオイワチチダケはカレーに似た匂い。硬

いきのこの傘裏を見る。クジラタケ、カワラタケ(ひだがない)カイガラタケ (ひだがある)。ショウロに似た

ニセショウロを切ると中は黒くアンコが詰まった様に見える。カキシメジは見た目とてもおいしそう。食べる

と腹痛、下痢などの症状が出るとの事。気になるどれが食べられるのかとの問に、割合としては食べられる方

が多い。食べられるとは、毒がないこと。美味しいとは違うと言われた。今日採取したきのこは60種類を超

えた。珍しいきのこもかなりあり、きのこ観察一回目の不作を挽回する事ができた一日だった。


可愛い ヒナベニタケ 傘の硬いきのこ類 切ると中が黒い ニセショウロ属







月 日 : 2018年9月26日(水)曇のち雨

講座名 : 村野浄水場と市大植物園

講 師 : 
施設担当者

場 所 : 村野浄水場、大阪市立大学理学部付属植物園


  大阪府全域(大阪市除く)へ水道水を供給する重要な役割を担っている村野浄水場を見学した。ビデオで施

設概要説明の後、原水の汚れ、臭いを凝集剤
(PAC)や活性炭で除去して浄水にする実験を行った。磯島取

水場から取水
された淀川の水が村野浄水場に到着して、6つの浄水処理をして水道水として各地域に送水され

る施設は宏大である。甲子園の6倍だと説明があった(敷地面積を計算すると8.2倍になる)。水と園芸用

土のお土産付きの見学でした。
市大植物園は敷地面積26ヘクタールと府下最大級の植物園であるが台風で多

数の倒木被害が出て園内ガイドは中止、見学エリアも制限されおり残念!
見学エリア内にも大きなメタセコイ

アが倒れており台風の凄まじさを知った。
イネ、ススキ、サトウキビなどの根に寄生し、葉緑素が無く、寄生

の根から吸収した栄養分で生育する“ナンバンギセル”の花やスイレン、トロロアオイ、
ハネセンなど熱帯・

亜熱帯の植物を楽しんだ。
途中から雨が降り出して来たため今日の講座は早めに終了して帰路についた。市大

植物園には日本産の樹木が450種、森林が11種類造成されており春には梅(40品種)、桜(60種類)

の花が。是非もう一度訪れたいですね。


取水場と浄水場の4㎞に埋まっている2600mmの送水管 ススキの根元に咲くナンバンギセル 台風で倒れたメタセコイアの切り株







月 日 : 2018年9月12日(水) 曇り

講座名 : ウミホタル観察

講 師 : 
山田 浩二先生

場 所 : 大阪府立青少年海洋センター、せんなん里海公園


  今回は初めての夜間講座。前半はウミホタルの構造や生態を学ぶ。ウミホタルは体長2~3㎜で本州以南の

砂地に生息、大阪では泉南~淡輪間で観察できる。母親から巣立った後、5回の脱皮を経て成体になるが寿命

はわずか半年。昼間は砂の中に潜り、日没後に海底を這うように泳いで魚の死肉等を食べる。
体内でルシフェ

リンと酵素のルシフェラーゼが合成し蓄えられるが、身の危険を感じた時や求愛時に上唇腺から放出され、青

紫色に発光する。


 ウミホタルを始めて見る方がほとんどで、早く見たいと一同満を持して砂浜に。持参した仕掛けを海中に投じ

、待つこと約20分。仕掛けを引き上げた直後は採れたかどうかわからなかったが、刺激を与えたり仕掛けか

ら取り出すとたちまち青紫色に発光し歓声に包まれる。「孫にも見せてあげたい」との声も。


ウミホタルの構造を学ぶ。始めて見る姿に、皆さん興味津々の様子。 暗闇の中の怪しげな人影? その正体は仕掛けの引き上げを待つ面々! 仕掛けを引き上げて刺激を与えると、青紫色に発光しまるでほたるが乱舞しているように見える。







月 日 : 2018年7月25日(水)晴れ時々曇り

講座名 : 高山植物観察と梅花藻観賞

講 師 : 
伊吹山もりびとの会 藤井文雄先生

場 所 : 
伊吹山、醒ヶ井

  本日は花と涼を求めて植物の宝庫の伊吹山での講座である。西登山道を植物ガイドブックを手に説明を受け

ながら山頂へ向かう。クガイソウ(葉が輪生)と
ルリトラノオ(葉が対生)の見分け方、ヨモギ(食用、葉柄

の基部に托葉と呼ばれる小さい葉が付く)とオオヨモギ(イブキヨモギ、もぐさ用、托葉が付かない)の見分

け方(写真参照)。コオニユリ、カワラナデシコ、キンバイソウ、ヤマホタルブクロ、イブキトリカブトなど

植物ガイドの夏編と薬草編の植物の大部分が観察できた。また伊吹山の植物の代表であるシモツケソウの群生

が鹿の食害、フジテンニンソウやアカソ繁殖などにより減少しており、それらの減少要因対策の活動に努めら

れており、成果が出ると嬉しいですね。
花が咲く頃に葉(歯)がないことから名付けられたウバユリや木のて

っぺんで澄んだ声で鳴いてるホオジロにも出会えた。帰路に醒ヶ井に立ち寄り梅花藻を
観賞した。冷たく澄ん

だ水中に咲く梅花藻はちょっぴり清涼を感じさせてくれた。地元の方がヌートリアに梅花藻の花を食べられる

食害があると話しておられました。予想しないことが起きていますね。


  今日は青春18きっぷでの長距離の電車旅となりお疲れさまでした。


見分けがつきますか? 右がオオヨモギ 左がヨモギ 伊吹山の代表の植物 シモツケソウ 夏の風物詩 醒ヶ井の梅花藻







月 日 : 2018年7月18日(水) 晴れ

講座名 : マクロ写真入門

講 師 : 
阿倉 薫先生

場 所 : 
ラブリーホール

  今日はカメラのレンズを通して動植物の観察や撮影を行う講座。先生のカメラ撮影のきっかけは野菜につい

たカメムシの撮影だったそうで、以来岩湧山を中心に撮影活動されている。まずはカメラの仕組みやマクロ写

真の撮影方法、マクロレンズの種類・使い方等を教わる。先生から「マクロレンズや鋏等のカメラ機材の調達

は百均が便利」、「昆虫等は捕獲や食事に夢中になると人が近づいても気づかないことが多いので、シャッタ

ーチャンス」とのアドバイスも。
さらに先生が撮り貯めた動画を鑑賞。卵ではなく子供を産むアブラムシのお

産、オオスズメバチによるシダクロスズメバチの捕獲、スジグロシロチョウの求愛場面等が次々映し出される

。この日は36℃の高温のため屋外での昆虫撮影を中止し、昼食を挟んで驚き一杯の動画作品を鑑賞。
最後は

各自が持参したカメラやマクロレンズを使って紙幣や硬貨を被写体にしてマクロ撮影にチャレンジ。肉眼では

見えなかったデザインや文字が浮かび上がり歓声に包まれた。


ナナフシモドキのお散歩動画。滑稽な動きだが、本人はいたって真剣?! カメラやマクロレンズを使って紙幣や硬貨を撮影すると、驚きの世界が広がる。 (Q)この幻想的な写真は何を撮ったの?
(A)5,000円札の左下側にあるホログラム保護シールをマクロ撮影したもの。







月 日 : 2018年7月11日(水) 晴れ

講座名 : 水田の生き物観察

講 師 : 
中谷 憲一 先生

場 所 : 
鶴見区民センター・鶴見緑地自然体験観察園

  午前は水田の生き物についての座学。近年は農薬、水路や畦のコンクリート化などで固体数はかなり減少し

ている。ホウネンエビ、カイエビなど卵が土の中で休眠するものは水田で生き残れるが、田の中干時成虫にな

っていないヤゴ、オタマジャクシなどは死んでしまう。海外から気流に乗って飛来するウンカ、稲を食べる虫

、それらを捕食する虫、色々な生き物がつながり生きている事を学ぶ。午後からは鶴見緑地・自然体験観察園

へ移動。木々に囲まれた自然体験観察園の田は水を一年中張る事でいろいろな生き物が現れるようになり、見

つかる種類は年々増えているとの事。トンボの交尾、産卵をしている様子、バッタが脱皮しているのも見られ

た。ハイイロゲンゴロウ、オオアメンボ、シマアメンボ、ヒメアメンボ、ヒメイトアメンボ、コミズムシ、カ

エル、オンブバッタなどが見られ説明を聞きながら観察する。アメンボは臭いがすると言われオオアメンボを

捕え臭ってみるがよくわからない。近くのクヌギの木にはカナブンが樹液を吸っているのか沢山集まっていた

。子供がクワガタを捕まえたと言っていた。大阪市内にいるとは思えない自然体験観察園で沢山の生物に会え

た時間でした。


この田は古代米を植えています。背が高く茂るので稲の間隔を広く開けています 何という種類のカエルかな? 網の中にはいっている生物の観察をしています







月 日 : 2018年6月27日(水)晴れ

講座名 : 農業体験③

講 師 : 
四日克彦先生

場 所 : 
ゴールドファーム・神於山農園、北阪農園

  3回目となる今日の農業体験は神於山農園での金ゴマの苗の植え付け作業からスタートです。苗の植え付け

方法:マルチシートの穴に水をまき、3cmほどの深さの穴にして育苗用のトレーから苗を取り出して植え付け

る方法の指導を受けて3班に分かれて作業開始である。1畝のマルチシートには1列100
個で2列で200個

の植え付け用の穴があり、そこに苗を植え付けていく。
最初は手順の要領が悪くて、植え付けがスムーズに進

まなかったが時間の経過とともに分業、協力により植え付けのスピードがアップして午前中で14畝2,800
個の

苗の植え付けを完了した。予定では4種類の体験作業であったが午後もゴマの苗の植え付けの作業となり、昼

食と休憩で体力の回復を図り
10畝(1畝:70×2=140)1,400個の苗を植え付けて合計4,200個のゴマ

の苗を植え付けました。北阪農園ではキタアカリとメイクィーンのジャガイモ堀をしてお土産に頂きました。

講座日は雨天が続いていたが今日は幸か不幸か晴れて農業体験だけでなく暑さの体験も十分することになった

1日でした。四日先生から“暑い中、皆さまのお陰で作業の遅れを取り戻すことが出来ました。皆さまによろ

しくお礼をお伝えください”頑張ってよかった。

汗だくで金ゴマの苗の植え付け 植え付けした苗の数 何と4200の苗を植え付けたぞ! 只今、お土産のジャガイモの山分け作業中







月 日 : 2018年6月20日(水) 雨

講座名 : シダ類植物の観察

講 師 : 
辻井 謙一先生

場 所 : 
ファインプラザ大阪、光明池緑地

  2年目に入って雨の日が多く、この日も朝から大雨で一時警報が出たが、天候回復を祈りながら座学からス

タート。大阪南部地域でシダ植物の観察を続ける辻井先生から、まずはシダ植物の各部位の名称や生育時期、

根茎・鱗片・葉身・包膜の色と形等を教わる。先生の説明に出てくる「羽片、2回羽状、中肋」等の用語に戸

惑いつつも、質問するうちにおぼろげながら理解が進む。
さらに先生が前日採集された数種類のシダをルーペ

で観察し始めると、皆さん熱心に見入っていた。
午後はやや雨が治まったので光明池緑地へ、次から次へとシ

ダの名前が紹介される。道なき道を一列になって進む場面では、伝言ゲームで伝えて行く。
最後に室内でおさ

らいして終了、普段は見過ごしがちのシダ植物だが、特徴のあるベニシダ・ワラビ・イノモトソウ・ウラジロ

あたりは憶えられたかな?
なお、先生から配布資料やHPを後で見るよう勧められたが、先生のHP「大阪南

部の自然 シダ植物」には『シダ図鑑、観察テクテク記、みくらべーる』等の楽しくてわかりやすい解説があ

るので、必見です。


先生が採集されたベニシダ、「春の新芽や包膜が紅色」なのでこの名前に。これからはシダの葉の裏側を観ることが癖になりそう!? ルーペを使うと胞子嚢や包膜・胞子がクッキリと観察でき、皆さん釘付けに。 光明池緑地内では1ヶ所でしか観ることのできないミズスギ。「湿地に生えスギの葉に似る」ことが名前の由来だそう。







月 日 : 2018年6月6日(水)雨~7日(木)晴れ

講座名 : 芦生の森一泊研修

講 師 : 
ネイチャーガイド 福本氏、鈴木氏

場 所 : 
京都大学フィールド科学教育研究センター森林ステーション芦生研究林

  初めての一泊研修、JR京都大阪間不通の為予定より1時間遅れて園部駅に到着。美山かやぶきの里見学へ

、雨の為早々に切り上げ宿舎山の家へ向かう。食事前に福本ガイドより芦生研究林の説明を受ける。7日は雨を

心配したが素晴らしい青空。朝食前1時間ほど宿舎近辺を福本ガイドの案内で散策をする。ササユリ、コアジ

サイ、ウツギなどが咲いていて、岩を上っているモリアオガエルを見つける。鹿が竹の子を食べて新しい竹が

育たず古い竹のみとなり芦生ではいずれ竹はなくなるだろうと話されていた。上谷・杉尾峠コースに出発。ヤ

マザクラなど着床しているカツラの保存木の大きさに圧倒され出発点の長治谷作業所へ。天然杉の生育を促す

ため広葉樹の巻枯らしを行った長治谷保存林が見える。オオルリ、アカショウビンの鳴き声を聞きながら、い

くつかの流れを渡りサワグルミ、トチの木、ブナなどの大木、クマハギされた杉に出会う。伏状更新している

芦生杉、葉が下を向いているのは雪の多さに対応するため。モリアオガエルの卵塊も見られた。今の時期はイ

ワガラミ、オオバアサガラ、ツルアジサイ、ヤマボウシなど緑のなかで目立つよう白い花がほとんどで数年ぶ

りにハクウンボクの花がよく咲いたとの事。ギンリョウソウ、ショウキランも咲いていた。2000年頃から

鹿の食害がひどく、豊かな植生であった芦生の森は笹など消え、鹿の食べないオオバアサガラ、シダ、バイケ

イソウなどの植物が目立つ。倒木更新で芽生えた幼木が食べられ森の再生ができない、下草がなくなった為雨

で土が流されるなど被害は深刻。柵で囲った研究用の鹿の忌避地があった。囲いの中は豊かな植生となってい

た。1921年に設定された地上権が2020年に切れる。今後どのように変わっていくのか、豊かに再生さ

れた植生に会うことが出来るよう願いながら芦生を後にした。


          
         
               長治谷作業所前で  

    
福本ガイドの芦生研究林の説明を聞いています カツラ保存木 直径3.4m 高さ38.5ヤマザクラなどが着生しています 足元にはかつてはササが群生していたが今は鹿が食べつくし鹿の好まないものばかり生えている







月 日 : 2018年5月30日(水)雨

講座名 : 琵琶湖の環境と薬用植物観察

講 師 : 
滋賀県庁職員・山浦館長

場 所 : 滋賀県庁・日本新薬山科植物資料館

  今回は初めて滋賀県琵琶湖政策課の「琵琶湖の環境」と言うテーマの講座を受講した。内容は日本一の湖で

ある琵琶湖の価値や課題とそれに対する取組の紹介である。淡水赤潮の発生、水質の保全、漁獲量の減少、外

来魚の対策、外来水生植物の対策、水草の対策など数多くの課題があるがどの課題も解決、解消するのは簡単

ではなく行政と住民で協働されているご苦労がよく分かった。

 後半は場所を日本新薬山科植物資料館に移動して薬用植物の観察を行った。館長の資料館の歴史、薬用植物

がどんな薬品や製品に関わっているかなどの座学の後、薬用植物を見学した。園内には世界各地から収集した

3、000種を超える薬用・有用植物が栽培されている。植物の効用やベニバナの棘を少なく改良したがベニ

バナ油の採集部分が小さくなったので次に採集部分を大きくする改良をした結果、そのベニバナの花の色は黄

色から白色になってしまったなどのエピソードを織り込んだ楽しい解説を受けた。ゴマ、ヨモギ、ウコン、ハ

ブチャなど身近な植物からキソウテンガイ、セイヨウオキナグサ、クルグリコなど日頃は縁のない植物を観察

、説明を聴くだけでなく、においや味まで体験出来ました。雨模様の天気ではあったが有意義な1日でした!


ガジュツ:別名紫ウコン 消化不良、疼痛に効く チョウキンレイ:中国秘境地に自生する植物で花は花弁のような苞の隙間に咲く キソウテンガイ:寿命が長く1,000年以上生きるとも言われる。類似の植物がこの世に存在しない







月 日 : 2018年5月23日(水) 小雨が降ったり止んだり

講座名 : 深泥池と京都植物園   

講 師 : 竹門 康弘先生(京都大学准教授)、立花さん(植物園協力会)

場 所 : 京都深泥池、京都府立植物園

  小雨降る中で講座がスタート。約40年間深泥池の観察・保全活動を続ける竹門先生から、深泥池が国の天

然記念物に指定され、14万年の歴史があり、9ヘクタールの広さで、流入河川がないため水質は酸性で貧栄

養との概要説明。さらに大部分がジュンサイに覆われた池の周囲を巡りながら、摂り込んだ微生物の黒い粒で

ビッシリのタヌキモ、鹿に食われて小さくなったミツガシワ、池を取り囲むチャート岩石、ミズゴケが堆積し

てできた浮島等々、深泥池ならではの自然に見入る。植物だけでなくトンボも68種類を数え、大都市にあり

ながら驚異的な生物多様性を有する希少な自然であることを知る。でもその陰で水質保全や外来魚駆除を行う

「深泥池を美しくする会」の諸活動をお聞きし、頭が下がる思い。


  午後は場所を京都府立植物園に移す。時間の関係で一部しか回れなかったが、トケイソウやバクチノキ・セ

ンベルセコイア・バイカモ・シダレエンジュ・タイサンボク等の多くの草木を観察し、最後はバラ園で解散。

「日本一、いや世界一美味」と講師から太鼓判を押されたジュンサイ。でも採取が禁じられているため味わえない、残念! 草本だけでなく樹木まで生える浮島。水平移動はないが、メタン等の浮力で上下に動くこともあるらしい。 京都府立植物園内のトケイソウはその名の通り時計そっくり。でも世の中がデジタル時計だけになったら、どんな名前になるの?







月 日 : 2018年5月9日(水)  曇りのち晴れ

講座名 : 金剛山の植物観察 ②   

講 師 : 神山 善寛 先生

場 所 : 金剛山(伏見林道、ちはや園地)

  降り続いていた雨も止み、ミソサザイが大きな声でさえずっている伏見林道を上りながらの観察を開始。

今年は例年に比べ花の時期が2週間ほど早く、いつもこの時期に咲いている花がほとんど終わっていてウツギ

類が咲き始めていた。雨上がりの新緑が美しく、クリンソウ、ミヤコアオイ、オオチャルメラソウ、ネコノメ

ソウ、日本の特産種でこの和名を付けられたヤマトグサなどが咲いていた。特徴のある葉状のコクサギ、葉を

枝の左右へ交互に2枚ずつ付ける(コクサギ型葉序という)名前の由来である臭い、雌雄異株などの説明を受け

る。念仏坂を上りきると満開のヤマツツジの歓迎。ちはや園地ではスミレはほとんど咲きおわっていたがシャ

クナゲ、ヤマブキソウ、ミヤマキケマン、ミヤマハコベ、徳川葵の御紋のフタバアオイ、エンレソウなどの花

が見られ、今の時期多く見られるムロウテンナンショウの構造の説明を聞いた。先生が虫の入っているテンナ

ンショウを見つけられ仏炎苞のふたを開け順番に観察をした。ギンランが咲いている場所に案内され、ほとん

どのランは盗掘される確率が高い、どの植物もそれぞれに合った環境に育っていて、持って帰っても枯れてし

まうので絶対に取らないようにそっと観察してください、写真を撮る場合は足元の植物にも注意して踏みつけ

ないようにしてくださいとの先生のお話を聞き、ひっそりと3株咲いていたギンランが消滅しないことを願っ

た。春から初夏への移り変わりの時期で花が少ないのではと思いながら始めた観察会だったが、覚えきれない

沢山の草花、新緑の木々に会うことが出来た一日だった。


コクサギ 葉のつきかたが2枚ごとの互生  テンナンショウに入っている虫の観察中 満開のヤマツツジ







月 日 : 2018年 4月 25日(水) 雨のち曇り

講座名 : 化石入門①    

講 師 : 濱塚 博先生・渡邊 克典先生

場 所 : きしわだ自然資料館

  きしわだ自然資料館の案内から講座がスタート。数多くの展示されている化石には、ナウマンゾウ:体高

2.5~3メートルで皮下脂肪が発達し全身は体毛で覆われていた。キシワダワニ:岸和田市の下水工事現場

で発見された。大阪大学の豊中キャンパスで発見されたマチカネワシと同種。
モササウルス:白亜紀(約8000

万~6500万年前)の海に生息していた海生爬虫類である。等々詳しく解説頂いた。3階には現在では作成出来な

い虎、熊、小象、キリンなどの動物の剥製が多数展示されており圧倒された。

 シリコン製の化石の型を使いレプリカ造りを体験。先生の説明を聞く前に作業を進めて注意を受ける場面も

ありましたが型に石こうを流し込み固まるのを待つ。「うまく出来てますように」と型から石こうを取り出し

結果、全員が素敵なレプリカが完成。各自が作ったレプリカの作品シールを頂き持ち帰った。
岸和田市阿間河

滝町の約270万年前の地層の化石のクリーニングも体験。
地層は竹串で簡単に崩せる柔らかさで少し物足りない

感がした。この地層は植物化石の地層でイヌマンサク、ナツツバキ、アワブキの種子を発見した受講生もいて

“よかったね!”
お二人の先生の熱心な解説に引き込まれて時間が瞬く間に経過し終了時間が来てしまいまし

た。来年の化石入門②でもよろしくお願いします。


岸和田の下水工事現場の大阪層群から発見されたキシワダワニ ”あっ危ない後ろに熊が!”迫力満点の剥製たち  出来上がった化石のレプリカです。何の化石か解りますか?







月 日 : 2018年 4月 18日(水) 曇り後晴れ

講座名 : 鵜殿の自然観察    

講 師 : 伊藤 修身先生(鵜殿ヨシ原研究所

場 所 : 高槻市 鵜殿

  前夜来の雨が上がり、講座途中から晴れ間も出て一安心。長年ヨシ原の保全活動を行っている伊藤先生の

案内で、比叡山・比良山・生駒山等を遠望しながら、甲子園球場が18個も入る広大なヨシ原に入る。まず

は「ヨシ」と「セイタカヨシ」と「オギ」の違いを教わる。このうち鵜殿のヨシは雅楽の楽器ひちりきのリ

ード(蘆舌)に最適とのこと。鵜殿は1971年の淀川の改修工事により、河床が低下し乾燥化したためヨ

シが衰退。その後【水をヨシに近づける(揚水ポンプの設置)】と【ヨシを水に近づける(ヨシの生育面を

切り下げる)】の方法により保全を図ってきたと聞く。

 
道なき道をかき分けながらイタドリ・ヒメオドリコソウ・カラムシ・ノウルシ・トネハナヤスリ等、次々

に植物を紹介され、皆さん実物と資料を睨めっこしたり、メモをとったり大忙し。またこの地に生息するヌ

ートリア・チョウセンイタチ・カヤネズミ等の哺乳類やオオヨシキリ・チョウゲンボウ・コミミズク等の鳥

類の生態も聞く。クイズも織り交ぜて、アッと言う間に講座が終了。


  現在、鵜殿を跨ぐ形で新名神高速道路の工事が進行、有識者による環境保全策が検討中のようだが、どう

かこの恵まれた自然が破壊されませんように!


ヨシの地下茎は地表から2m近くまで達し、写真のように掘り下げた場所でも芽を出している。 絶滅危惧Ⅱ類に指定されているノウルシ。黄色のガクに隠れるように咲く可愛い花が見えますか? これも絶滅危惧Ⅰ類に指定のトネハナヤスリ。利根川水系と淀川水系にしか見られないので「ヨドハナヤスリ」とか「ヨドトネヤスリ」に変えてくれない?







月 日 : 2018年 4月 4日 (水)晴れ

講座名 : 自然観察    

講 師 : 武田敏文先生他スタッフの方々(日本パークレンジャー協会)

場 所 : 府民の森 ほしだ園地

 2年目最初の講座。天野川沿いの小径を星のブランコを目指し歩く。今年は暖かくソメイヨシノは散ってい

たが、遅咲きの桜、満開のコバノミツバツツジ、ヤブツバキ、足元にはスミレと花いっぱい。ヤブツバキの

花は蜜が多く固い、花びらに茶色い傷があるのはメジロが蜜を吸うために花びらに止まって出来たもので、

スタッフの方が作られたフェルトで出来ているメジロの実物大の模型で重さ大きさを実感した。桐の実を見

つけ殻を割ると中からフワフワした綿毛に包まれた種が出てきた。風で運ばれるとの事。休憩所のある広場

にはクライミングウォールのある切り立った崖がある。ここにはハヤブサの巣があり今の時期卵を抱いてい

て、多くのカメラマンがシャッターチャンスを狙っていた。運の良かった講座生は飛んでいるのを見る事が

出来た。休憩時、ヤママユガの仲間の「ウスタビガ」の綺麗な緑色の繭を見せてもらう。途中モミジの枝に

ぶら下がる繭を見つける。双眼鏡で見ると下の方に、雨水を落とす穴が開いているのがはっきりと見えた。

急な道を登り星のブランコへ。長さ280m高さ50mの吊り橋、眼下の素晴らしい眺めを見ながら全員渡

ることができた。昼食後、スタッフの方々からの「鳥のおしっこはいつするの」「裸地に最初に生える植物

は」などのクイズを楽しみ星田妙見宮へ。途中ナラ枯れの木が目に付く。大木にキノコがびっしりとついて

いた。痛々しい何か良い手立てがないのかと感じる。妙見宮から妙見河原のほとんど散ってしまった桜並木

を通り私市の駅へ、本日の講座を終わりました。

 
 メジロの模型で大きさを実感 崖の上にハヤブサが営巣しています  さっそうと吊り橋を渡ります







月  日  : 2018年3月28日(水) 晴れ

講座名  
:  オリエンテーリング入門

講 師 : 横田 実 先生


場  所  :  大仙公園、堺市都市緑化センター、花と緑の交流館


  今日は受講生の多くが初体験の「オリエンテーリング入門」講座である。オリエンテーリング(以下OLで

表記)は地図とコンパスを使って森林地帯や里山、公園の競技エリア内で定められたコントロールを決めら

れた順番にまわり、スタートからフィニッシュまでの時間を競うスポーツである。今回は一番よく行われて

いるポイントOLの体験である。午前中は班別でOLの大会を考えることからスタートし、競技ビデオ、地

図の見方とコンパスの使い方を学習。地図記号の種類が多く、6色印刷の一つ一つの色に意味がありコント

ロールが置かれている場所を説明するIOF記号など普段見る地図とは大違い。コンパスで地図と現在場所

を対応させて進む方向を確認するが説明を聞いても上手に出来ずにウロウロ。午後は先生と一緒に練習コー

スを回り、その後、10の
コントロールを回るコースに挑戦。1分ごとにスタートして行くが皆迷わずに全

部のコントロールを回って帰ってくるかな? なんとか制限時間までに全員フィニッシュ。成績はどうでし

たか? 桜と雪柳が満開状態の大仙公園の中を地図とコンパスを持って目的のコントロールまでサッサと行

く人、ウロウロする人、あなたはどちらでしたか。いずれにせよ楽しかったですネ!


  次のコントロールへ行く方向は何処かな


今回のポイントオリエンテーリングのコース地図
全員フィニッシュ! 桜と雪柳に囲まれてニッコリ!






月  日  : 2018年3月14日(水) 晴れ

講座名  
:  コケの観察

講 師 : 木村 全邦先生


場  所  :  
橿原公苑


  終日快晴で、昼間は20℃を超す絶好の講座日和。 午前の座学では、まずコケが万葉集で詠まれており、

「苔生す(むす)」等と表現され、コケが古くから日本人の深層に深く入り込んでいたことを教わる。
コケ

は植物で、根や維管束がなく、花を咲かさず、オスとメスがない。また「コケ」の名前がついてもモウセン

ゴケやアカミゴケ等、コケでないものも。さらにコケの種類・形態・繁殖方法を教わり、一気に理解が進む

(でも、胞子体・配偶体の染色体数の違いは、ちょいと難しかった)。

 
 後半の屋外観察では、まずルーペの使い方を教わった後、そのルーペを通して様々なコケの種類や胞子体・

配偶体の形態等を鮮明に観察し、皆さんから驚きの声が漏れる。岩の隙間のハリガネゴケ、形状がその名の

通りのジンガサゴケ、芝地に生えるハイゴケ、樹木の幹に増殖しビロードのような感触のコモチイトゴケ等

々、日常生活では見過ごしがちだが、異なる環境に順応するコケの生態を知ることができた。
そして、A4

コピー用紙で作った簡易採集袋に数種類のコケを収納し、採集地・生育基物・種名等を記入した上で、大事

そうに持ち帰った。

 先生の「万葉集にも詠まれています」との説明に、歌の意味はわからないのに「なるほど」と頷いていたのは私だけ? ルーペの使い方を教わり、いざ実践! でも「空に透かしてみましょう」との先生のアドバイスを聞いてなかった? 先生が次々にプレートにコケの種類を書いてくれるが、皆さん、名前はそっちのけでひたすら観察にいそしみました!?







月  日  : 2018年3月7日() 晴れのち曇り

講座名  
:  農業体験②

講 師 : 四日 克彦先生、スタッフの方々


場  所  :  
ゴールドファーム 北阪農園、神於山農園


  ゴールドファームで2回目の農業体験講座。午前中は北阪農園でジャガイモの植付、畑の石拾い、馬糞堆

肥の運搬散布を体験。先ずジャガイモの植付から作業開始。深さ15㎝に掘った畝の溝に、30㎝間隔に置

き間に牛糞と化成肥料を施し土を7㎝程度乗せ畝を均す。土の乗せ方が少ないと成長したジャガイモが地表

に出てきて青くなるとの事。半分に切ったジャガイモは強い芽のみが地表に出てくるよう最近は切り口を上

に向けて植え付けしていると言われた。その後畑の石拾い。2日前に降った雨で地表が洗われ石が表面に出

ているので拾いやすいとの事、かなりの量の小石が拾えた。草取りと石拾いは地道な作業で農業をするには

欠かせないと話されていた。石拾いをした畑に馬糞堆肥を運搬散布、3ヵ月ほど寝かせておいた馬糞は臭い

もほとんどなくフワフワしていた。作業にはちょうど良い天気、気温で午前中の予定を終わり昼食。ゴール

ドファーム特製の沢庵を試食して午後の体験場所、神於山農園へ移動。前回(9月)に植え付けた難波ネギの

収穫作業。自分たちが植え付けた線香の様に細いネギが、目の前の青々と立派に育ったネギとは思わなかっ

た講座生もいて皆歓声を上げていた。「最近マスコミにも取り上げられるようになり難波ネギの知名度上が

ってきている。植え付け時期、肥料の種類を変えるなど試行しながら栽培をしている」との事でスタッフの

方々の大変さを感じました。難波ネギ、特製沢庵、近くの畑の方に頂いた、ほうれん草小松菜春菊をお土産

に、心地よい疲労の本日の講座を終わりました。


 
ジャガイモの植え付け 立派に育った難波ネギ 難波ネギの収穫、どんな味かな?







月  日  : 2018年2月21日() 晴れ

講座名  
:  自然観察の視点

講 師 : 菅井 啓之 先生 


場  所  :  
堺市立栂文化会館・西原公園


  午前中は「自然観察」についての座学。ほとんどの人は観察でなくながめている、名前がわかるとじっく

りと見なくなり自然を知ったような錯覚をしていると話され、例として「スズメ」の事をどのくらい知って

いるかと聞かれた。たくさんの鳥の中で「スズメ」という名前で憶えているだけであって、食べ物、雌雄の

区別、塒などスズメについてはほとんどの人が何もわかっていない、それは見ているだけで観察ではないと

の事。自然界には無駄なものは何一つなくどこかでつながっている、観察には不思議と驚きと美しさを自分

の目で見て確かめる事が大事とのお話し。午後は西原公園で観察、途中の植え込みでゼラニウムの葉が赤い

のを見つけ説明を受ける。この植物は葉を落とさないので寒くても凍らないよう細胞に糖をためているとの

事。傍に生えていたスイバの葉も同じように赤くなっていた。樹木も芽、枝、幹、根など普段何気なくなが

めて見過ごしているが、枝の伸び方で陽のあたり方まわりの木との関わりがわかる。幹のコケの生えている

状態で雨水がどのように落ちてくるかなどもわかる。クスノキの下に枝が落ちているのは、成長が早くその

ままでは茂りすぎるので自分で枝を落としているとの事。切り株からも成長、傷、周りとの関係などいろい

ろなことがわかる。植物は地上に出ている量と同じ量が地中に隠れている。見えない世界も想像し、個々が

全体とどのようにつながって生きているのか洞察することを教えていただき一日を終わりました。

         自然観察とは           タンポポの葉も色々です  この切り株は何を語っているのでしょうか







月  日  : 2018年2月7日(水)晴れ

講座名  
:  動物園視察

講 師 : 石川先生(天王寺動物園 獣医)


場  所  :  
天王寺動物園

 今日は誰もが一度は訪れたことが有る動物園視察です。 レクチャールームで「動物の餌とウンチ」の話

からスタート。
ゾウのウンチは一個1㎏程の重さがあり、“これがそうです”と標本を出してもらった時は

“ギョッ!”ご安心を本物でも乾燥しており触っても大丈夫。
動物の種類によって一般的な餌にヘイキュ

ーブ、ペレット、サプリメントなどをプラスして与えて健康管理に気を配っておられます。
猛禽類には原型

のままのマウスやラットを与える。ただし、生きたままではなく餌用に冷凍したものです。ライオンなどの

骨格や数種類のウンチの標本を囲んでしばし“ワイワイガヤガヤ”
見学ではアフリカサバンナのエリアが道

路工事で見学が出来なかったがサル、北極グマ、コアラ、フラミンゴ、カバなどを見て回った。
晴れで陽射

しがあり、そのせいか思ったより動物の動くところを見ることが出来て楽しい講座となった。でもコアラは

午前に見学した時はユーカリの木の枝に丸まって腰かけていたが午後の3時頃見ても全く同じ格好でした。


 動物園は子供の時だけでなく大人になっても楽しめる施設ですね!
標本を囲んでうんちくを語る みんな元気にやろうぜ オー! カラーコーンとボールで遊ぶのが大好きなイッチャンです







月  日  : 2018年1月31日(水)曇り

講座名  
:  地球環境問題と私たちの未来

講 師 : 巌 圭介先生


場  所  :  
堺市立栂文化会館・西原公園

 今日は日頃から見聞きしている地球温暖化についての講座である。気候変動の一部で地球表面の大気や海

洋の平均温度が長期的に上昇する現象のこと。
IPCC【国連気候変動に関する政府間パネル】第5次評価

報告書のデーターを基とした解説である。大気と海の温度は上昇し、雪と氷は減少し、海面は上昇し、温室

効果ガスは増加している状況は過去、何百年間で最大である。
個人や家庭単位での温暖化防止への取組も大

切であるが地球全体の温暖化防止には国、地域が同一方向に力を集めて取組まないと良い結果は得られない

それぞれの事情が異なり必ずしも一致しておらず温暖化防止は難題である。野外でのソーラークッカー

【太陽光だけで調理する道具】の実演販売、訂正
実演学習が行われた。パラボラ型など8種類の説明があり

、巌先生制作のソーラークッカー“ききょう”を作り方の資料もあり一度作ってみようかな!
燃料は太陽光

で容器は黒い色で熱を吸収しやすくし、容器の周りを透明なもので覆って熱を逃がさないようにする。反射

面で多くの太陽光を容器に反射させ熱効率を高める。これでOKですが、目玉焼きにトライしたがなかなか

焼けてこない?容器、クッカーはOKなのに? 残念曇りで太陽光が不足でした!!


日本の削減目標 達成出来るかな? 目玉焼きにトライ。皆の熱意は強かったが太陽光不足で残念 ソーラークッカーの展示即売会ではありません







月  日  : 2018年1月24日(水) 晴れたり曇ったり

講座名  
:  気象と天気

講 師 : 久保 智子先生


場  所  :  
SAYAKAホール

 今日は奈良テレビで気象キャスターとしてご活躍中の久保先生の講座。 この日の気温は最高3℃、最低

-2℃で強風が吹き、まさに数年に一度の記録的寒波のため終日座学となったが、暖かい部屋でじっくりと

話が聞けた。
前半は気象観測や天気予報作成や天気図の見方の基礎知識を教わる。気象予報士が1日2回

気象庁から示される観測結果を分析し、午前・午後の4時過ぎに天気予報として発表されるまでの過程を聞

き、普段漫然と見ている天気予報の裏側に多くの活動があることを知る。さらに22日の夜を起点に12~

48時間後の上空の気温の推移を表す気象庁の「高層天気図」が配布され、皆さんは上空の寒気が時々刻々

、日本列島を南下して行くと言うタイムリーなデータを真剣に見入っていた。面白いクイズも盛りだくさん

。例えば、

Q1:予報上の時間で、昼前は何時~? また18時~21時は何と言う?

Q2:「1時間に50ミリの雨」の重さはペットボトルで何本分?

さて、正解は?(本文の最下段をご参照)

後半は地球温暖化が早いペースで進行する深刻な現状と個人レベルでも対策が必要なこと、近年頻発する異

常気象による災害時の身の守り方を学んだ。

Q1の答:昼前は「9時~(12時)」、18時~21時は「夜のはじめ頃」

Q2の答:何と、ペットボトル100本分(50㎏)

気象観測装置には日照計、風向・風速計、積雪計、雨量計、温度計とデータ変換装置が備わる。 12時間ごとの寒波の推移を示す高層天気図を真剣に見入る。この時ばかりは老眼であることを忘れてる? 「過去132年間で世界の平均気温は何度上昇?」の問題に、3択の回答をグー・チョキ・パーで答えるが、正解は0.85℃。でも大阪は2.7℃、東京は3.2℃だって!







月  日  : 2018年1月17日(水)雨

講座名  
:  春の里山観察とお粥作り

講 師 : 田淵 武夫先生


場  所  :  
滝谷・奥の谷(富田林市)

 前日まで良い天気が続いていたが今日は早朝から雨。里山観察の散策は残念ながら中止となったが、まず

は春の七草の勉強からスタート。春の七草は人日(じんじつ)
節句(17日)の朝に7種の野菜が入った粥

を食べて年中無病でいるように願った風習のこと。皆さんご存知のように、せり、なずな、ごぎょう、はこ

べら、ほとけのざ、すずな、すずしろを一般に七草と言う。この後、本日のメインイベントの小豆粥と竹で

のご飯炊きに取り掛かる。小豆粥は小正月(115日)に小豆粥を食べ悪鬼を避け疫病を払うと言う風習の

こと。小豆粥は女性が中心で、竹の飯盒炊さんは男性が中心で取り掛かる。竹を切って飯盒を作り、
かまど

を作り煙に巻かれながら火の調整、上手く炊き上がりますように!!
  皆の協力で小豆粥も竹でのご飯も

完成。持ち寄ったお漬物、塩昆布、佃煮、梅干などでランチバイキング。楽しいランチの後は竹細工体験。

竹籠や花籠などには真竹が、身を削りだして制作するカトラリー類や竹しゃもじなどには孟宗竹が適してい

るそうです。上手に竹ひごを作れるようになるのは相当の年季が必要とかで今回はお箸や一輪挿し作りに挑

戦、皆さん上手に出来ましたか?
雨の講座となりましたが皆の力で無事終了有難うございました。

雨の中テントの下での学習 竹の飯盒炊さんが完成。美味しいよ!! 皆さん何を作っているのでしょうか?







月  日  : 2018年1月10日(水)  曇り時々雨

講座名  
:  環境対策施設見学

講 師 : 各施設担当者


場  所  :  
舞洲スラッジセンター(大阪市建設局)
      舞洲工場(大阪市・八尾市・松原市環境施設組合)

 午前は舞洲スラッジセンターへ。ここでは大阪市内12下水処理場内ののうち8処理場から地下の送水管

で送られてくる下水をきれいな水に処理した後に残る汚泥を処理している。泥水状態の汚泥を脱水、乾燥し

1400度に近い高温で燃焼させ体積1/15の溶融スラグにしている。スラグは建築資材に活用でき、処

理過程で発生する、水蒸気、熱などは再利用し、排ガスに含まれるばいじん、窒素酸化物、硫黄酸化物、臭

いなどは除去処理し煙突より排出。施設内の給湯暖房は排水の熱を、雨水の一部は貯蔵しトイレ、樹木の灌

水等に利用して資源の有効活用をしているとの事。午後は舞洲工場へ。ここは不燃、可燃粗大ごみ、一般ご

みを処理している。粗大ごみは破砕機で小片に破砕され、選別機で鉄アルミは選別取り除きリサイクルへ、

残りはごみピットに運ばれ焼却される。収集されたゴミはごみピットに貯留し乾燥され燃焼、完全に灰にな

る。燃焼前の1/20となる。燃焼後の灰は埋立地へ。排ガス、排水はばいじん、窒素、硫黄酸化物、ダイ

オキシンなどを除去、無害化処理し煙突、下水へ。処理過程で発生する蒸気は発電をして工場内に使用。余

剰の電気は売電をしている。売電金額は月額1億円にもなるとの事。舞洲スラッジセンターへも蒸気を供給

している。両工場共、敷地内やバルコニーが緑化され自然との調和を図っているとの事。工場を見学してゴ

ミ、下水とも処理することは莫大な費用と手間がかかることを知った。生活の中で捨てたり流している事に

常に関心を持ち、例えばゴミのリサイクル減量、食器の汚れはふき取って洗うなど出来る事をして最終処分

に少しでも負担がかからないようにしなければと感じた。


泥水を水と泥に分離する実験をしました 舞洲工場制御室 フンデルトヴァッサー氏デザインの建物






月  日  : 2017年12月20日(水)晴れ

講座名  
:  ネイチャークラフト

講 師 : 和田 孝史 先生 (桜井 先生)


場  所  :  堺自然ふれあいの森


 今年最後の講座は、過去2回訪れた堺自然ふれあいの森で締めくくり。午前はふれあいの森の園内を自然

観察、「葉っぱビンゴ」ゲームでふわふわの落ち葉や手の形をした落ち葉など9種類の落ち葉を探し回る。

さらに、


  ・ヤブムラサキのふわふわの葉毛は害虫除けや日焼け止め・保温効果がある。またその実は紫色で可愛い

   ・落ち葉の堆肥の中から見つかったカブトムシの幼虫はツルツルだが、これは土中のバクテリア対策のた
  めのコーティング。

 ・
アカマツ再生区では他の樹木が育たないように、わざと落ち葉を取り払って荒れ地にしてある。マツタ  ケができるのは数十年先か?

 ・タヌキの溜め糞はテリトリーの誇示とともに、他のタヌキにとっては周囲にどのようなエサがあるかを
  知る効果もある。

等々の先生の説明に頷きながら園内を一回り。午後はいろいろな落ち葉を採取した後で、その落ち葉にペイ

ントし写しとっ
た白布を蔓に結びつけたり、マツボックリやドングリを接着することに夢中になって取り組

む。皆さん、自分の作品のデザインや飾りつけに満足そうで
したが、こんな工作は小学生以来かな?

 
講座のスタートは輪になって自己紹介、名前と好きな生き物を発表。好きな生き物として「夫です」と言った方も‥‥。ご馳走さま! 落ち葉の堆肥の中でカブトムシの幼虫を発見、恐々触ってみたら柔らかくてツルツル。「食べたら美味しいのかな?」の質問に、先生が「クリーミーな味だそうです」と回答、ウヘェ~! 蔓や落ち葉・マツボックリと色付け用のスタンプ・接着剤等と格闘しながらリースを完成。自慢の代表作の一例です。







月  日  : 2017年12月13日(水)晴れ時々曇り

講座名  
:  天体入門

講 師 : 中島 健次 先生


場  所  :  すばるホール


 午前はスライドで星、月、太陽の講座。12月中旬、西の空にはまだ夏の大三角、秋の四辺形、東の空に

は冬の大三角が見える。今は午前5時頃東の空に木星がはっきり見られる。近くに見えるオレンジ色の星は

火星。来年7~9月には火星の接近があり(最接近は7月31日)肉眼でもよく見えるとの事。オリオン座の

赤く見えるペテルギウスは寿命が来ていてすでに爆発しているか明日にでも爆発するかの状態、640光年

の距離があるので確認できるのは640年後。その時地球はどの様になっているのか。月は昔から身近な存

在で月面の模様は国によって見方が色々(ウサギが餅つき、カニ、ロバ、女の人の顔など)日本では月の形で

新月、三日月、上弦下弦、十六夜など感性風情を感じる名で呼ぶ。太陽の爆発現象(フレア)で大規模な場合

は地球磁場が乱れ通信機器GPSなどに影響が大きいと考えられるとの事。観察する望遠鏡は倍率でなく、

口径の大きいたくさん光を集める方がよく見える。種類は屈折式望遠鏡、反射式望遠鏡などがあり、フィー

ルドスコープでも月面などは充分見えるとの事。来年1月31日に月食が見られる。午後8時48分から始

まり9時51分には赤銅色の月になり、2月1日0時11分に終わる。皆さんぜひ見ましょう。次回、始め

から終わりまで見られる月食は2022年10月8日。午後からはプラネタリウムを鑑賞。投影される満天

の星空。午前中聞いた星座を見ることもなく心地よい眠りに誘われている人もいた。宇宙の巨大さを知り、

天体に対する興味が出た一日だった。



皆既月食の時なぜ月は赤く見えるのか 天体望遠鏡、どのように見えますか クリスマスカラーのプラネタリウム投影機







月  日  : 2017年12月6日(水)晴

講座名  
:  地質観察①

講 師 : 佐藤 隆春先生


場  所  :  ラブリーホール+汐ノ宮・石川周辺


 座学で1.溶岩を観察できる2.河原に転がる様々な岩石3.川のつくる地形・段丘から三角洲、以上の石川、

嶽山の見所のポイントを勉強して汐ノ宮に移動して野外学習である。石川の河原に湧出している炭酸ガスは

少し硫黄の匂いがし、
地球が形成された時のマントルに含まれたヘリウムが含まれているとの説明を聞き気

泡が神秘的に見えてきた。河原に転がる岩石調べでは、次々と先生に鑑定してもらうも残念ながら家宝とな

るような岩石は見つからずガッカリ! 岩石で「チャート」が有り先生に「チャートて何ですか?」質問が

出ていました。皆さんご存知ですか。チャート:角岩(カクガン)で放散虫、海綿動物などの動物の殻や骨

片が海底に堆積してできた岩石だそうです。
汐ノ宮駅から千代田神社へ行く坂の途中の崖面に2万年前の石

川の河川敷の中の状態を見て石川の移動がわかり地球の歴史を垣間見ることが出来た。
「地質観察」と言う

と何となく取っ付きにくく感じる人も多いと思うが今回の講座から“花鳥風月”(天然自然の美しい景色)

にジオgeo(地球)を加えることにより、山や川を見てその成立ち、仕組みに気付き今までの景色とは変わ

って見えてくることを教えて頂いた。


ツルツルで気持ちいい柱状節理 100万年前の大阪層群の岩石 2万年前の石川の河川敷の中







月  日  : 2017年11月29日(水) 曇り後雨

講座名  
:  野鳥観察②

講 師 : 
泉北野鳥の会 仲淳一、市川勝三、山口福夫先生

場  所  :  大阪城公園


  朝から雨の天気予報だったが、最後の鳥合わせ時に降り出すまでは何とか持ってくれた。この日の探鳥コ

ースは森ノ宮大阪城公園入口→市民の森→南外堀→桜広場→豊国神社裏→天守閣横→飛騨の森。大阪城公園

はバードウォッチャーの間で探鳥地として有名で、春秋のシーズンには観光客に混じって多くのバードウォ

ッチャーで賑わうとか。
市民の森の中で数人がカメラを向ける先を見ると、岩の水場で胸がオレンジ色のア

カハラを発見、さらに外堀や内堀に進むと多数の冬鳥等が観察できた。ユリカモメの乱舞や嘴と頭が白いオ

オバン、頭が緑色のヨシガモや冠羽に黄色の目のキンクロハジロのカモ類等も観察できた。さらには先生持

参のスコープでツグミの眉斑や胸のまだら模様がクッキリ見えて歓声が上がる。
最後に恒例の鳥合わせ。曇

り空で野鳥観察には悪条件だったが、先生方のご指導により34種の野鳥を観察することができた。仲先生

から「身近な鳥の名前を人に言えるようになって下さい」と宿題を出されたが、カレッジ卒業までには成就

できることを祈念します。


乱舞するユリカモメ。昔はユリカモメをミヤゴドリと呼んでいたそうで、平安時代の歌人の在原業平がこの鳥を見て「名にし負わばいざ言問わむ都鳥 わが思う人はありやなしやと」と都の恋人を思う気持ちを和歌にしたらしい。 大阪城外堀のヒドリガモ。「ピューン、ピューン」と口笛のように鳴くとか。 先生持参の写真と見比べながら鳥合わせ。
「見た見た」とか「きれいだったね」とか言いながら、観察した34種を数えて盛り上がりました。







月  日  : 2017年11月22日(水)曇り

講座名  
:  紅葉と冬芽の観察

講 師 : 栗谷 至 先生


場  所  :  和泉シティプラザ・宮の上公園


 午前中はスライドで紅葉・黄葉の仕組み、どんな意味があるのかを学ぶ。美しい紅葉となるための3要素

として①日光②低温(氷結しない程度)③昼と夜の温度差が必要。今年は3要素はそろったが台風の影響で葉

が痛んだり、飛ばされたりしてきれいでないとの事。落葉樹は秋になり気温が低く日照時間が短くなると光

合成の効率が悪くなる。そうなると木は葉を不要と判断して葉の栄養分を吸収し、葉への養分や水分の供給

をストップし落とす準備をする。葉の色の変化については、離層という組織により葉と枝が遮断されクロロ

フィル(緑の色素)の生産が抑えられ分解され、紅葉は赤の色素のアントシアンが生成され、黄葉はクロロフ

ィルに隠れていたカロチノイドが現れる。クロロフィル、カロチノイド、アントシアンの蓄積量で葉の色が

変化する。紅葉は木が生きるための行為との事。午後は宮の上公園へ。今年は紅葉が早く、すべて葉を落と

していたり、一本の木でも日光のあたり具合により上だけ色がついていたりさまざま。アメリカフウの見事

な紅葉、モミジは近づいてみると葉先が台風の影響でかなり傷んでいる。季節はこれから冬になるが木々は

冬芽で春への準備をしている。複雑な紅葉の仕組み、冬芽の観察、よく見るブナ科ニレ科の葉や樹皮の違い

、種子の事などを栗谷先生の愉快なギャグに笑いながら学びました。



 この場所は常緑樹と落葉樹を植えてある
 鳥がよく来るとの事        
アキニレの葉と実 モミジ 同じ枝なのに色がちがいます







月  日  : 2017年11月15日(水)晴

講座名  
:  甲山自然観察

講 師 : 
大橋 正規先生


場  所  :  甲山森林公園+地すべり資料館


 今日は少し足を延ばして西宮市の県立甲山森林公園での自然観察である。 公園正門入口の兵庫県県花で

ある野路菊(ノジギク)の観察からスタート。
ノジギクが兵庫県県花に選定された経緯を聞いたが年代に無

理があるように思えたが皆さんはどうですか? 常緑樹であるが常に一部の葉が紅葉していて名前の由来が

ポルトガルのことを意味する説とポルト油(オリーブ油のこと)
の採れる木と誤解され説を持つポルトノ

。野老と書いてトコロと読むヤマノイモと同属の多年性芋の話。みくるま池にはアカミミガメ、ブラック

バス、
ブルーギルなどの外来種が生息しておらず、この状況を続けて行くための啓発に努めている話。柿の

葉で十二単の人形や木の葉でのバッグ作りなど多岐にわたっての講座であった。

 地すべり資料館では災害の恐ろしさを知ると共に、普段から災害時に備えた避難の準備と心がけの大切さ

を再認識することが出来た。甲山森林公園もなら枯れが発生しており昨年は400本程の被害が出ており対

策や処理が大変だそうである。10月の台風の影響で通行止めの箇所の発生が有り、講師が予定していたル

ートではなかったが天気に恵まれて、秋の日差しを浴びながらの自然観察講座でありました。



兵庫県の県花《ノジギク》大阪府の花はご存知ですか? ウメとサクラソウです。

野老《トコロ》正しく読めましたか?ヤマノイモのようには真っすぐには伸びない。


柿の葉で作った十二単の人形







月  日  : 2017年11月8日(水) 雨後曇り

講座名  
:  淀川と水生生物

講 師 : 
淀川資料館 生田・中村先生
   
水生生物センター 小田優花先生

場  所  :  淀川資料館、水生生物センター


 淀川資料館ではプロジェクターによる「淀川の歴史」を視聴。現在の淀川は明治18年の大洪水をきっか

けに治水対策として新たに開削され、また過去の河川工事のなごりであるワンドには国の天然記念物のイタ

センパラも棲息しているらしい。降り続く雨のため館外周辺のみ歩き、大阪城の石垣修復用に切り出すも用

いられなかった「残石」等の説明を聞く。

 雨が止まず、京阪電車と京阪バスで水生生物センターに移動。「様々な個性を持つたくさんの生物が他の

生物や環境とつながり合いながら存在する」と定義される生物多様性の座学からスタート。中でも淀川のシ

ンボルフィッシュであるイタセンパラの生態が特に印象に残る。秋の産卵期になるとオスは淡紅色の「婚姻

色」に染まり、メスの産卵を誘う(ここから「板鮮腹」の名前がつく)。またメスは長い産卵管を2枚貝の

イシガイの入水管に伸ばして産卵する。貝の体内で孵化した仔魚は翌春に貝の出水管から泳ぎ出す、と言う

サイクルを聞いて一同ビックリ。その後館内の水槽内で泳ぐイタセンパラや同じく婚姻色に染まったカネヒ

ラ、さらにチャネルキャットフィッシュ等を観察。
ようやく雨が上がり、屋外のビオトープでもんどり網を

使って淡水魚を採集、イタセンパラ等の数種類をゲット! さらに水中に潜むイシガイも見つける。

 受講生は歓声をあげながら、生態の不思議さや自然保護の大切さを再認識した。


ビオトープの傍に生えたデンジソウ、水田等に生えていたが絶滅危惧Ⅱ種に指定される。葉の形が「田」に似ているところから名付けられた。でも、四つ葉のクローバーと偽ってプレゼントしないでね 淡紅色の婚姻色に染まったイタセンパラのオス。でも人間の男性が淡紅色のマントを着ても、女性は寄ってきませんよ! ビオトープで見つけた2枚貝のイシガイ。イタセンパラのメスが「生みの親」なら、このイシガイは「育ての親」? 頑張って育ててね。







月  日  : 2017年11月1日(水)  晴れ

講座名  
:  ブナ林の保全

講 師 : 
弘田 純先生、ブナ愛樹クラブスタッフの方々

場  所  :  和泉葛城山

 直前の台風の影響で、数ヶ所の通行止めがあり迂回路を通って無事山頂へ。素晴らしい青空で眼下の景色

に歓声を上げ午前の講座開始、ブナ林の中へ。ブナは標高の高い涼しい場所に生息するが、和泉葛城山のブ

ナは標高の低い所で(850m)天然のまま残っている貴重な場所として国の天然記念物となっている。天然

記念物指定部分(コアゾーン)コアゾーンを保護するための緩衝区域(バッファーゾーン)で構成されていて

、コアゾーンは立ち入り禁止のため保護整備活動はバッファーゾーンで行っているとの事。  天然記念物

指定時は1800本ぐらいあったブナだが今は両ゾーン合わせて850本ぐらいになっており、ここ10年

で100本ぐらい枯れている。温暖化などで生き残るのが難しくなっていて、自然に落ちた実生からの成長

は遅くほとんどが枯れてしまうので、採取した実を苗床で育て、育った苗木をバッファーゾーンに植樹して

いるとの事。ブナの特色は実が三角錐、葉脈の先は丸みを帯びた鋸歯のへこんだところにあり、はっきりし

ていて、幹が白っぽいので白ブナという(幹が黒っぽいのはイヌブナ、葉脈の数が白ブナより多い)葉は北に

行くほど大きいなどの説明を受けながら午前の講座は終了。午後はバッファーゾーン内のヒノキなどの植林

地を観察。ここを間伐してブナを増やすために整備管理しているとの事。ブナ林を守るため広大な土地を保

護管理調査されている方々の大変さを大いに感じ、ブナの幹に名前を彫るなどの行為は止めてと思いました

。黄色く色づき始めたブナを次世代の人たちも見る事が出来るように。



葉脈のよくわかるブナの葉と三角錐の実 自然に実生から成長したブナ、これで10年目ぐらいです。 色づき始めました。







月  日  : 2017年10月25日(水) 曇り時々晴れ

講座名  
:  奈良公園の巨樹観察①

講 師 : 
甲斐野幸一先生他(グリーンあすなら)


場  所  :  奈良公園

 講座開始時に10人程が先生から名前を呼ばれてドッキリ。「川」や「木」等の文字が苗字に含まれる方

が呼ばれのだが、これは日本人が自然との関わり合いが深いことを示す証とのこと。
興福寺近辺から観察

を開始、クロマツやイチイガシ・ムクロジ・ソメイヨシノ・クスノキ3兄弟・ナギ等の巨樹を観察。さらに

樹木の名前の由来や見分け方、また葉の色や大きさ・形状・鋸歯の有無・葉脈の模様の違いを教わる。先生

の解説は楽しく興味深かったが、全てを紹介するのは難しいので数例披露すると、

 ・サクラは葉の付け根にある蜜線で蟻を誘い、道中のダニや毛虫を捕らせる。

・サイカチは小動物から豆を守るため、枝に棘を生やす。

・ムクロジの実は皮が石鹸、中身は数珠に利用された。

・エノキは成長が早くて目立ち日陰にもなるため、一里塚に植えられた。

 ・鹿の草食による芝刈りを人力で行うと、約2億円の経費がかかる。

 最後は飛火野近辺でジャンケン大会の勝利者が、スタッフの方のお手製の装飾品をゲットし勝鬨を挙げた

ところで講座が終了。


スタッフの方に用意していただいたジプロックに、採取した葉や小枝・ドングリ・種を入れるが、アッという間に満杯
ムクロジの幹の中に竹が浸入、昨年よりその数が増しているらしく自然の猛威を感じます。 クスノキの幹にできた巨大な洞を前に集合写真。皆さんの元気な姿と対照的に年々弱りつつあるそうです。







月  日  : 2017年10月18日(水) 晴のち曇

講座名  
:  信太の森の自然観察

講 師 : 田丸 八郎先生
 
場  所  :  信太の森ふるさと館+信太山丘陵

 今日の「信太の森の自然観察」講座は自然カレッジでは初めての講座である。ここ信太山丘陵は市街地に

囲まれ広さは約300haで大阪では珍しい湿地帯や草原が点在し50種を超える絶滅危惧種の植物が生息し

、生物多様性が豊かな地域である。絶滅危惧
Ⅰ類の白色のサギが飛翔するような形をした花を咲かすサギソ

ウが自生しており、それを増やそうと受粉さして無菌培養して種子を播いているが根付くのが難しいようで

ある。

 コバナノワレモコウ:湿地に生える多年草で花は白色でときには淡紅色で枝の先に細長い花穂をつける。

           大阪では自生しているのはここだけである。

 ミミカキグサ:食虫植物で黄色い花を咲かせて、花後に顎
が残って耳かきの様な形となる。

 カヤネズミ:日本で一番小さなネズミで体重は
500
円玉程しかない。草の上に球巣をつくる。

 この地はツツジも有名であってヤマツツジ、モチツツジ、ミヤコツツジ(ヤマツツジとモチツツジの交配

種)が季節には咲くそうである。このような生物の多様性を保持していくのに長年にわたって保全活動を続

けられており、皆様の努力に敬意を表するとともに、自分たちの身近な自然を大切にしなくてはと再認識し

た。信太山丘陵には別の季節にも訪れてみたいですね!


先生の説明に聞き入る受講生 ミズオトギリ(水弟切)の実 ススキに作られたカヤネズミの巣







月  日  : 2017年10月11日 (水)   晴れ

講座名  
:  里山の竹の間伐体験

講 師 : 田淵 武夫先生、里山部会の方々

場  所  :  滝谷 奥の谷(富田林市)

 10月とは思えない暑さ。滝谷不動駅から現地に着くまでで汗びっしょり。奥の谷ではトイレはバイオト

イレ、電気は太陽光発電のみで容量が少ない為講座中はトイレの電源を切るなどの説明を聞き、元はミカン

倉庫だった建物の屋根裏部屋で座学開始。途中プロジェクターの電源が切れるハプニングがあったが、生物

多様性、里山の現状を学び、かまどで炊いた豚汁の昼食。外で食べるのは美味しい。お腹いっぱいになった

後竹についての座学。日本の竹は地下茎を直線的に年3m以上伸ばし節からタケノコを出す。ほっておくと

里山林、人工林にどんどん侵入して植生がダメになる。今の日本の里山林は高齢化などで手入れがされず放

置されていて、山全体が竹林になっている所が多いとの事。他に竹の種類、竹と笹の違い、年齢の見方、切

る時期などを聞きいよいよ間伐実習。ヘルメット、スパッツ、皮手袋、ベルトにノコギリを付け装備完了、

恰好は一人前。斜面での作業になるので滑り止めとしてアイゼンがあればなお良いとの事。間伐体験をする

竹林は元々ミカン山だった所で今は一面竹に覆われている。一番良い状態の竹林は傘をさして歩けるぐらい

の間隔があり、下草が生えているとの事。作業上の注意を受けグループに分かれ伐採開始。倒す方向を決め

倒す側にノコギリをいれ、倒す方向に人がいないことを大声で確認し、反対側にノコギリを入れ切断。倒れ

る時は「ワー」と大きな歓声が上がった。倒した竹は思ったより長く重い。持ち運びしやすいように3mぐ

らいに切り分けふもとの広場まで運んだ。チップにして肥料に使ったりして無駄なく活用するとの事。最後

にヒヤリとした事、先生から見て危なかった事を話し合い終了。竹の知識を深めたり、カマキリの寄生虫の

ハリガネムシを見つけたりした里山の一日でした。


 
伐採時に注意することの説明を聞いています。 決めた方向に上手く切ることができました。 切った竹を広場まで運び出します。重い!







月  日  : 2017年10月 4日 (水)  曇のち晴

講座名  
:  キノコ入門

講 師 : 下野 義人先生

場  所  :  ノバティホール+烏帽子形公園

 後期スタートの今日の講座は「キノコ入門」である。一般には食生活でキノコとの関りは深いが“キノコ

はどんないきものなのでしょうか?”と聞かれて
どれだけ答えられますか。先生から提供いただいた資料は

75ページ(コンパクトにコピーし配布)で、これを理解すればキノコの世界の入り口には立てるかな。

 午後からは烏帽子形公園でキノコ採集し、同定して解説して頂いた。
全員が枯葉の下、木の根元、切り株

、藪の中など蜘蛛の巣や蚊にも負けず鵜の目鷹の目でキノコ採集に熱中しました。カサのあるのや、球形や

20㎝から2㎝大小様々、白色、褐色、灰色、赤色など全部で37種類。
テングタケ:色は褐色で形は細菌時

では半球形で成長してカサが広がり平らになる。毒キノコでベニテングタケより毒性が強いと言われている

ドクツルタケ:奇麗な白色だが人が死亡する程の強い毒を持つキノコです。カサが円錐形のかわいらしい

形から成熟すると開いていき平らな形状になる。
KOH(水酸化ナトリウム:一部のキノコの判別に用いら

れる)で黄色なる
ワサビタケ:切り株上などに群生し名前の通り強い辛みがある。

 今年は天候不順で例年より種類が少なかったが次回を期待しよう!

 名前の通り唐傘の形に成長したカラカサタケ 皆が採集した色々なキノコ 高級キノコの”ポルチーニ“によく似たヤマドリタケモドキ







月  日 : 2017年9月27日(水)  曇り

講座名
 :  野鳥観察①

講 師 : 仲淳一先生、市川勝三先生、立石百合子先生

場  所 :  新金岡公民館、大泉緑地

 講座は「野鳥観察の基礎知識」からスタートし、鳥の特徴や歴史・分類を学ぶ。ハシブトガラスとハシボ

ゾガラスの違いを聞いて、孫に教えてやろうと意気込む方も。さらに野鳥観察のための道具や場所・注意事

項の解説も受ける。これからの観察時には野鳥や自然に迷惑をかけないフィールドマナー「やさしい気持ち

(『や』:野外活動、無理なく楽しく、『さ』:採集は控えて自然はそのままに‥‥)」を遵守しましょう

 午後は大泉緑地で実践、昼食もそこそこに大泉池に集まるアオサギやカルガモ・カワウ等の姿を双眼鏡

で追っかけて大はしゃぎ。
鳥の2種類の鳴き方「さえずり」・「地鳴き(ジナキ)」の違い等を教わりなが

ら、水流~樹のみち~大芝生広場~頭泉池のコースを巡る。途中、先生持参の望遠鏡でハクセキレイの頭部

の模様やダイサギの黄色の嘴等を見て歓声が上がる。ようやく双眼鏡の使い方に慣れたのか、頭泉池では対

岸のゴイサギ・オオバン・カルガモ・ヒドリガモ等を見つけて大喜び。


最後に中央休憩所で鳥合わせ、鳥の活動が鈍る午後、曇天で葉が茂り姿を見つけにくい等の悪条件ではあっ

たが、何とか25種を観察できた。11月の大阪城公園での講座に期待を膨らませたところで終了。

池の水面や対岸に何種類もの野鳥を発見。皆さん、夢中になって双眼鏡で野鳥探し。 カメラの性能が低くよく判別できませんが、頭泉池ではコサギ(白色のマーカー)・アオサギ(灰色)・ゴイサギ(青色)3役揃い踏みも(?) 講座の最後は定番の鳥合わせ、先生は参加人数くらいの野鳥を見つけようと意気込んでいましたが、見事25種を観察!







月  日 : 2017年9月20日(水)曇り

講座名
 :  農業体験①

講 師 : ゴールドファーム スタッフの方々


場  所 :  神施山農園・北阪農園(岸和田市)

 本年度初めての農業体験、神施山農園へ。ゴールドファーム設立の経緯、本日の作業内容の説明を受け作

業開始。先ず難波ネギの植え付。苗を植えるための溝を作り30㎝間隔で1ヶ所に8~10本植える。食べ

ると柔らかくぬめりが多く美味しいとの事。植え付けた細い苗からは想像できないがどのように成長するか

楽しみです。農村公園に移動。金ゴマの脱穀、干してある状態でゴマの枝をたたき金ゴマをシートに落とす

。次にたたいた枝を外しシートの上で一粒も残さない様、再度たたく。かなりの量が落ちた。取り出したゴ

マを目の粗いフルイから細かいフルイに順番にかけ余分なものを取り除く。今回の脱穀作業はここまで。製

品になるまでにはまだまだ工程があるとのこと。その後北阪農園へ。ゴマの刈り取り作業、葉を落としてか

ら刈り取り麻ひもで束ね干場へ。先ほどの脱穀作業とあわせ大変な手間がかかることを痛感した。いよいよ

待望のサツマイモ掘り。葉の取り払い方、掘るときに注意する事の説明を受け作業開始。なかなか難しくス

コップで切られて無残な姿になったサツマイモあり、見事なのを掘りあげ歓声を上げる者もあり、収穫の楽

しさを充分味わってお土産にいただきました。店頭ではほとんど見ることのない「なにわの伝統野菜の難波

ネギ」「国内産金ゴマ」を知ったことは今回の講座の大きな収穫でした。


難波ネギの植付  金ゴマの脱穀 こんなに大きなサツマイモが取れました







月  日 : 2017年9月13日(水)晴

講座名
 :  金剛山の植物①

講 師 : 桝谷 祥子先生


場  所 :  金剛山山頂周辺

 今日は金剛山山頂周辺でのフィールド学習です。スタート地点への集合手段は自力(歩き)組と他力(ロー

プウェイ)組の2通り。山頂北側の金剛山駅から
カタクリ路を植物観察しながら南側の国見城跡へ向かう。遊

歩道の花は小さいものが多く朱赤色のフシグロセンノウ(直径4~5㎝)が今日観た花では一番大きかった。

ミズヒキの花の上半分は赤色、下半分は白色で和名はこの紅白が水引に似ていることに由来する。ヘクソカズ

ラは可憐な花なのに臭気のせいで
薬用の効用や美肌化粧料の効果があるにもかかわらず、このような可哀そう

な名前がついている。「屁糞葛も花盛り」と言う諺まであるそうです。
“嫌な臭いが有って好かれない屁糞葛

でも愛らしい花をつける時期があるように不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力がある”と言う意味で

す。
少しひどい例えですよね。植物の名前の由来を調べるのも面白いかもしれませんね。「観察しながらメモ

を取って、帰ってから図鑑やネット検索で調べると記憶に残りますよ。」と同行して頂いた神山先生からアド

バイスをもらいました。それはわかっているが、なかなか実行できません。皆さんは如何ですか。


山頂で集合写真!講座参加の証拠写真? 見返り草:名前の由来は通り過ぎた時に見返る程美しい花なので ヤマシャクヤクの結実した黒色の種子と結実しない赤色の種子







月  日 : 2017年9月6日(水) 曇り一時晴れ

講座名
 :  淡水魚入門

講 師 : 佃 十純 先生


場  所 :  大泉緑地 加呂登池

 1カ月の夏休みが終わり、久し振りに講座再開。皆さん元気そうで何より。曇りがちの天気で、夏場とし

ては絶好の講座日和。17年間加呂登池に関わってこられた佃先生のユーモアあふれる説明に笑いが絶えない

。午前中の座学はカタクチイワシの煮干しの解剖からスタート。煮干しを切断し爪楊枝で脳・耳石・心臓・肝

臓等を仕分けるが、小さな耳石を見つけ感嘆の声も。その後は3種類の淡水魚類群集やメダカとカダヤシの違

い等を教わる。
午後は古事記にも掲載されているらしい加呂登池へ。2組に分かれ、まず入水グループは初め

て使う胴長に興味津々、着用に悪戦苦闘する者も。泥に足をとられながらもトラップを仕掛けたり追い込みを

掛けたり。一方のザリガニ獲りグループも最初は戸惑っていたが、コツをつかむと入れ食い状態に。
陸に上が

りいよいよ獲物の仕分け。始めは一匹一匹先生に教えを乞うていたが、自力で仕分けができるようになる。特

にメダカとカダヤシの違いもわかり、やはり「百聞は一見に如かず」! メダカ8匹を始め、モツゴ・タモロ

コ・ヨシノボリ・カダヤシ・スジエビ・ミナミヌマエビ・ザリガニ(推定100匹超)等の大漁に、一同大満

足のうちに講座が終了。


胴長を着用し、魚を追い込み網で捉える高度なテクニックを披露(誰ですか、「胴長短足」と言っているのは?) スルメをエサにザリガニと知恵比べ、見事人間が勝利し獲物をゲット! 大漁だった淡水魚等を皆で仕分けて行くと、何と9種類にも及びました。







月  日 : 2017年7月26日(水)曇りのち晴れ

講座名
 :  河口・干潟の生物

講 師 : 山田 浩二先生


場  所 :  近木川河口・貝塚自然遊学館

 二色浜駅前のセミの凄まじい鳴き声に送られ近木川へ。近木川は二度ほどワーストワンになった事があるぐ

らい汚れがひどかったが最近は改善されてきて、アユの遡上も見られるなど先生の話を聞いている間に多かっ

た水量もみるみるうちに引き、カニの生息しているヨシの根本にある巣穴が見えるほどになりカニ釣り開始。

40分程で100匹近いカニを釣り上げた。黒ベンケイガニ、ハマガニ、アシハラガニの3種類でオス、メス

の見分け方、それぞれの体の特徴、雑食でヨシの葉、魚の死骸などを食べるなどの説明を聞き、観察後元の生

息場所に返し干潟へ移動。今回は見ることのできなかったハクセンシオマネキも生息しているとの事。

 午後から干潟で生き物探し。熱心にアサリを掘っている人、引き潮の流れに足を取られそうになりながら魚

を追う人、楽しそう。ハゼ、カニ、ヤドカリ、貝類、海藻など採取した物を持ち寄り観察。縦にも歩くことが

できるマメコブシガニ、ウナギの赤ちゃんのようなミミズハゼ、昨年から増えてきたレッドリストのウミニナ

、大阪ではこの辺りのみ生息しているクチバ貝など多くの生物を見る事が出来た。先生から護岸工事で無くな

ったワンドが再生された(汽水ワンド)そこにどのような生き物が住みついているか調査している。天然の浄

化槽である干潟を取り戻し、多様な生物が生活できる環境が出来たらとの話を聞き、自然遊学館に移動。本日

の講座を終わった。


足の毛が濃いクロベンケイガニです 何がいるかな? 採取した生き物の説明







月  日 : 2017年7月19日(水)  晴

講座名
 :  ネイチャーゲーム

講 師 : 井上 健太郎先生


場  所 :  栂文化会館・西原公園

 ネイチャーゲームとはゲーム形式で自然と遊び、楽しみながら「自然への気づき」「自然からの体験や感

動を分かち合う」を自ら学ぶ事が出来るとの説明があり、今の子供たちはテレビ、ネットの画面で見たこと

を知っているつもりになっている。実体験で知ってほしいとの話があった。今回は五つのゲームを体験した。

 ①この指とまれ:カードのヒントで同じ種類を持っている人が集まる。なじみの生き物でも知っているよ   うで知らない事があり、情報交換の必要を体験

 ②フィールドビンゴ:木の特徴の書かれたビンゴカードを持ちグループに分かれ西原公園へ、体験した事、  感動した事は皆で分かち合う事を学ぶ

 ③カモフラージュ:植え込み、地面などに置かれ隠れているものを見つける。これは自然界の生き物はど   のように生活しているかを知り、自然を見る目が育つようになるとの事

 ④カメラゲーム:目を閉じた人とペアーを組み、目を閉じた人に見せたい景色などを瞬間に見せ頭に焼き   付ける。のち記憶を絵に描く。瞬間瞬間の思い出を作ってあげる事が出来る

 ⑤フォールドポエム:畳んだ紙に上から順番に送る言葉(次の人は見える)、送られた言葉の返答(次の人
  には見えない)を書く。開いて読むとそれぞれの思いが入った詩になっていた。これは気楽に書くこと
  ができ思いを伝える事ができる。

 ネイチャーゲームをする事により、今までとは違う形で自然を楽しみ、遊び、自然から学ぶ事を童心にか

えり楽しんだ一日でした。

この指とまれ:同じ仲間はどこかな フィールドビンゴ:樹の幹の特徴は? カモフラージュ:どこに隠れているのかな







月  日 : 2017年7月12日(水) 晴れたり曇ったり

講座名
 :  両生類と爬虫類

講 師 : 木下 裕美子 先生


場  所 :  堺自然ふれあいの森

 梅雨の影響で雨模様の講座が多かったが、この日は一滴も降らずラッキー! 午前中の座学ではクイズ形

式で両生類と爬虫類の違いや特徴等を学ぶ。世界中で両生類は有尾・無尾目・無足目を合わせ4,560

種、爬虫類はカメ目・ワニ目・有鱗目・ムカシトカゲ目を合わせ7,830種もいるそうな。写真を見る限

りでは可愛らしく頬ずりしたくなってくる? また先生に予め用意していただいたトカゲの卵やニホントカ

ゲもじっくり観察。
続いてカエルの苦労ゲーム、「カエル役」とカエルが生きるのに必要な「水・エサ・住

みか役」に別れ、後半は「ヘビ役」も追加し、カエルの増減に一喜一憂しながら、微妙なバランスの上に立

つ自然界の仕組みを学ぶ。

 午後はフィールド観察、獲物は少なかったが、それでも網を振り回し草をかき分け、みんな汗びっしょり

になりながら夢中で探す。ヌマガエルやトノサマガエルのオタマジャクシの中には一部、足が生えかけてい

るものも。成体のヌマガエルは座学で教わった通り、確かに前足が4本・後ろ足が5本だった。また
捕獲で

きなかったが、行列の先頭ではニホンカナヘビやマムシも観察。
特筆すべきは受講生の一人が忍者の様な俊

敏な動きで捕獲した特大のアカミミガメを見て一同驚きの声をあげる。


カエルの苦労ゲーム。決して不純な気持ちで誘っているのではありません。 ニホントカゲの勇姿。でもダンゴムシ等をエサにしているらしい。ゲェー! 頭や尻尾を引っ込めていても20cm超はあるアカミミガメ。夜店のミドリガメがこんな風に変身するとは!?







月  日 : 2017年7月5日(水)雨時々曇り

講座名
 :  ビオトープ入門

講 師 : 木村 進先生


場  所 :  堺市南図書館・泉北高等学校

 “ビオトープとは”と聞かれて「はい○○○です」と答えられる人より「初めて聞く、なんだろう?」思

う人が多いのではないだろうか。


1、あまり手をかけずに、そこに住む生き物が次の子孫を増やすことが出来る。

2、その地域に元からいた生き物を守り育てる。

3、近くにあるビオトープをつないで生き物たちを呼び戻すことが出来る。

4、自然の「保全・復元・創造」
の3つを含んでいる。以上がビオトープの定義のポイントである。

2005年9月ビオトープ池を造成し、その後の変遷の話は先生と生徒達の実体験とデーターの蓄積があり

重みのある話でした。


  昼からは泉北高校に移動し、ビオトープ池の見学、生物の採集、植生の説明を聞いた。生物教室では顕微

鏡でミジンコ、ゾウリムシやミカズキモ、ブレファリスマなどの観察することになった。久し振りの顕微鏡

にみんな先生の説明は
二の次で”ワイワイ、ガヤガヤ“と学生時代に逆戻りした1時間半でした。

 講座の最後には3時になると花が咲く「三時草」を見せてもらい、おまけに「三時草」、「オジギソウ」

の苗を希望者は頂くことが出来ました。
講師の心配りで今日も楽しい講座となり有難うございました。


 ビオトープ池で生物採集 ヒメガマの雄しべ(上部)と雌しべ(下部)ガマは雄しべと雌しべは離れず繋がっている みんな研究者の気分で







月  日 : 2017年6月28日(水) 雨、後曇り、後晴れ

講座名
 :  昆虫入門

講 師 : 鈴木 真裕 先生


場  所 :  堺自然ふれあいの森

 梅雨入り以降、何故か水曜日を狙ったかのように雨になるが、この日も朝から雨模様。午前中の座学では

「昆虫の多様性(生態系、種、遺伝子)」・「減りゆく昆虫たち(絶滅危惧種、開発乱獲・人間活動縮少・

外来種・地球温暖化による減少)」・「昆虫の見つけ方(見つけ採り、捕虫網でのスウィーピング、すくい

採り等)」をテーマに説明が進む。

 
 世界では約100万種、日本では約3万種の昆虫が知られ、30目(モク)に分類されるそうな。これを

踏まえた「分類群クイズ」では20種類の昆虫の写真から分類するが、その中でも“セミはカメムシ目”、

“アリはハチ目”と聞いて一同ビックリ。さらに話題のヒアリにも話が及び、胸部と腹部の間にコブが2つ

あるのが特徴で、土が大きく盛り上がった巣には近づかないとの警告。


 午後は雨が上がりさらに晴れ間も出る絶好のコンディションの中でフィールドでの昆虫採集がスタート、

うまく網が使えなかったり恐々昆虫を網から取り出す方もいたが、皆さん童心に帰り、汗びっしょりになっ

て昆虫と追っかけっこ。数十種類の昆虫を採集できたが、最後に図鑑とにらめっこしての同定作業が難しく

、先生は引っ張りだこだった。


分類群クイズに挑戦。何目(モク)に該当するか分類するが全問正解者はゼロ 、正解率は半分にも満たなかった。 捕虫網を振り回して昆虫採集。うまく網の中に入ったかな? どんな昆虫だろう? とドキドキ。 先生が採集したヤブヤンマ。青い眼を見るのは先生も初めてらしいが、決して外国生まれではありません。







月  日 : 2017年6月21日(水)雨時々曇り

講座名
 :  緑化入門

講 師 : 池田 栄子先生・北野 敦美先生


場  所 :  堺市都市緑化センター・日本庭園・大仙公園

 本日は堺市都市緑化センターの多目的室での座学からの始まりです。“植物と対話しましょう”の表題の

資料を貰ったがそれに沿った話ではなく講師の北野先生の頭の中の資料で話が進み、話が次々と飛ぶため受

講生はついていくのが大変でした。話の後は“つりシノブ作り”を楽しみました。
材料はシノブ(ミニダバ

リア)、ミズゴケ、木炭、糸、針金等で準備OK
 一斉につりシノブ作りに取り掛かる。「これでいいのかな

」「これからどうするの」とワイワイガヤガヤ。2~30分で完成、出来栄えはどうですか?
午後は雨が降

っていたが日本庭園を散策しながら木々の説明を池田先生から受ける。松の葉は2つの細長い葉が付け根で

合わさってV字型になっていますが付け根の茶色い部分は葉ではなく松の短枝だそうである。松の枝を観察

してみて下さい。椿の枝の上に寄生植物のヒノキバヤドリキを見ることが出来た。
ヒノキバヤドリキは葉緑

体があって光合成し寄生した植物からは水と無機塩類だけを吸収するので厳密には半寄生植物である。本題

の緑化入門からは少し外れた講座となったが、作る楽しさと雨に濡れた新緑を満喫した1日でした。

三人三様の力作が完成です 雨の中を緑豊かな庭園を観賞 椿に寄生したヒノキバヤドリギ







月  日 : 2017年6月14日(水)

講座名
 :  浜辺の植物観察

講 師 : 木村進先生


場  所 :  せんなん里海公園

  梅雨とは思えないさわやかな快晴のもと観察を開始。大阪で唯一残っているウバメガシの海岸林、トベラ

、シャリンバイ、カクレミノ、サンゴジュ、マサキなど乾燥に強く、厳しい環境でも生育できる樹木の説明

を受けた。これらの樹木は都市公園、街路樹にも多く植えられているとの事。午後は砂浜に生育している植

物の観察を行う。水分の保持ができるよう長い根を伸ばし、海水に耐え浮かんで運ばれる種子、潮の干満で

水没する植物は浸透圧の影響に強いなど環境に応じて生育していた。ハマゴウ、ハマサジ、コウボウムギ、

ハマボウフウなど絶滅危惧種もあり、アメリカネナシカズラ、ベニバナセンブリ、ナルトサワギクなど外来

種も多く見うけられた。その後自然海岸に移動、途中大阪府下で2か所しか生育していないヒトモトススキ

を観察、大きなハマウドに驚き、自生しているオカヒジキ(塩味がした)を試食して観察を終わった。期待し

ていたハマヒルガオ、ハマボウフウの花は終わっていたが、海岸での厳しい環境に生育している植物の観察

を堪能することができた一日だった。

ウバメガシの海岸林の説明 外来種のアメリカネナシカズラにからまれて身動きできません 絶滅危惧種ハマサジの群落満潮時には海水につかります







月  日 : 2017年6月7日(水)雨

講座名
 :  磯の生物観察

講 師 : 山田 浩二 先生


場  所 :  水産技術センター・豊国崎

  ”海を見守る“”海辺を再生する“”魚を調べる“”魚を増やす“をメイン業務にしている水産技術センターの施

設見学からスタートです。大阪湾の魚は約450種類で獲られている魚は約100種類、漁獲高は以前は10~11

万tであったが今は2万tに減っており水産資源の増大を目指して栽培漁業による稚魚の人工生産、幼稚魚の放流を

行っているクロダイ、トラフグ、キジハタ(あこう)の水槽を見学した。クロダイのメス1匹は50万~100万粒

の卵を産む。トラフグは尾びれをかみ切るので歯を切る。キジハタは大阪で一番高価な魚であるなど知らなかった生

態を聞き、最後にヒトデ、ナマコ、ヤドカリ、アメフラシなどの生き物にタッチして海を身近に感じた。豊国崎で

は磯の生き物採集。サンダル履きの人、手袋をした人、素手の人思い思いのスタイルで自然の海の生き物探しが始ま

りました。雨の中での採集のため、生き物を見つけるのに悪戦苦闘。しかし、40分程度でミズクラゲ、イソガニ、

ゴカイ、ウニ、カメノテ、フナムシなど30数種類を採集。ババガセ【婆背】面白い名前の生物も。先生の同定解説

を受けて本日は早めに講座終了です。生憎の雨でしたが、みんな久しぶりの海に童心に帰って楽しみました。


キジハタ  美味しいそうです。 一度食べてみて下さい。 アメフラシ  初めて見る人が多かった 触った感触は?気持ち良かった 雨の中での同定と解説







月  日 : 2017年5月31日(水) 晴れ

講座名
 :  鳥類入門(市街地で繁殖する野鳥)

講 師 : 和田 岳 先生


場  所 :  大阪市立自然史博物館、長居植物園

  今回から大阪市立自然史博物館の主任学芸員の和田先生がご担当。午前中の座学では都市公園で繁殖する野鳥の基

礎知識を知る、街の中で上手に暮らす鳥を「都市鳥」と呼ぶそうで、大阪の都市鳥は増加傾向にあるらしい。例えば

ムクドリの領域にその仲間のイソヒヨドリやハッカチョウが、またトビ・オオタカ等のタカ類も市街地に進出中。さ

らにツバメの巣の観察のため先生が大阪市内を自転車で巡る話や、カラスとの付き合い方の伝授には皆さん感心しき

り。午後は長居植物園内巡り、観察方法は「巣を見つける
何かを運んでくるのを見つける巣立ちビナを見つけ

求愛行動やなわばり行動を見つける」。ハシブトガラスやシジュウカラの巣立ちビナを見かけたり、鳴き声の

特徴を確認したり、ツバメの乱舞に見とれたりして合計13種類を観察。餌をあちこちに貯食する鳥は位置を記憶す

るためその時期だけ脳の記憶部分が大きくなるとか、渡り鳥はその直前に筋肉が増強されるとの説明に、一同「へえ

~」の大合唱。「鳥も面白い」・「回を重ねる毎に楽しくなった」等の感想が寄せられた。
なお、コブハクチョウや

ハッカチョウを見かけたら、和田先生までご連絡を。


 
先生の多岐にわたる、それでいてユーモアたっぷりの説明に引き込まれる受講生。 わかりにくいですが、ハシブトガラスの巣(赤矢印)と巣立ちビナ(黄矢印)。高い所を見すぎて、「首が痛~い」の声も。 今日は13種類を観察。単に「繁殖確認」ではなく、「餌運びや求愛等の具体的な行動」の観察内容を記録しましょう!







月  日 : 2017年5月24日(水)曇り後雨

講座名
 :  哺乳類入門

講 師 : 早川篤先生


場  所 :  ノバティホール・長野公園

  午前の講座ではネズミなど古事記、民話に出てくる動物と人間の関わりを紹介された。その中に出てくるネズミは

野ネズミで、ネズミの仲間は1788種、哺乳類およそ4300種のうちの約40%をしめ、家ネズミは3種類で残りは自然で暮

らしているとの事。植物、昆虫、哺乳類をつないでいる野ネズミがいなくなると生態系が崩れるとの話がありました

。午後は動物のフィールドサインを求め長野公園へ、モグラの穴が見つかり、どのくらいの大きさか、長さなどを確

認し、その後モグラの体の構造、習性についての説明を受けました。あとは何も見つからず公園のあずまやに戻り先

生秘蔵のはく製、骨格標本を見せてもらいました。モグラのはく製、骨格標本から始まりイノシシとシカの生態によ

る脚の違い、ウサギの動きは前後の脚の大きさの違いによる、シカ、イノシシの頭骨標本では歯の特徴などの説明が

あり、先生のリュックから次々と出てくる見たこともない標本に皆夢中になりました。先生のお話では里山の崩壊で

人と動物との垣根がなくなっているとの事(動物が人を怖がらない、人が野生の生き物の接触の仕方を知らないなど

)動物との関わりを考える講座でした。


 
モグラの穴の大きさ確認中 モグラのはく製、手の特徴がよくわかります シカの頭骨の説明







月  日 : 2017年5月17日(水)晴れ

講座名
 :  里山入門

講 師 : 後北 峰之 先生


場  所 :  堺自然ふれあいの森

 本日の講座の場所は堺自然ふれあいの森、初めて訪れる受講生も多かった。 館長の後北先生による“里山とは”の座

学でスタート。先生の子供の頃の
里山体験を織り交ぜながら里山の仕組み、人間社会とのつながり、現状、などの説明

を受けた。様々な昆虫や生き物を食べる生態系の最上位のオオスズメバチの女王蜂の実物が登場してみんな驚きの声を

上げた。体長4.5cm,顔を正面から見ると迫力があった。グループ学習の“池の周りの人間の土地利用について”

では4つのグループに分れての開発について、「こうしよう」「いや、こうした方がいい」と検討し、それぞれの結果

を発表した。
昼からは後北先生のガイドでふれあいの森の東側を案内してもらう。 なら枯れ対策、巣箱の設置、アカ

マツ林の再生への取り組みなど、山道の傍の
木や植物の説明を受けながら1時間半の野外学習でした。途中、かつては

里山の林下の何処にでも見られたが今は堺市レッドリスト2015のカテゴリーAにランクされる絶滅を危惧されてい

る花である“キンラン”と言う珍しい野生蘭も観察できた。今回の講座も満足してもらえたかな!


 
オオスズメバチの女王蜂、いい顔してますね ホウの木の花の観察  絶滅危惧種のキンラン






月  日 : 2017年5月10日(水) 晴れ

講座名
 :  植物入門(木本)

講 師 : 栗谷 至 先生


場  所 :  ファインプラザ大阪、光明池緑地

  ゴールデンウィークのため講座が1週間空き、皆さん待ちかねた様子。午前中は樹木の定義、分類方法、主な生存戦略

、幹・枝・葉の構造、植物群落と群集、常緑広葉二次林の発達過程の例等を教わる。先生のユーモアを交えた
説明に、

あちらこちらで「クスリ、クスリ」。
午後は光明池緑地に出かけゆったりと観察。ケヤキの葉に寄生する「虫こぶ」か

らスタートし、アラカシの葉の特徴や名前の由来(アラは「粗」で、割れやすく使えない木だから)を聞く。途中、ア

カガエルの大合唱に迎えられ、その美声に聞き入る(?)。さらにムクドリがその実を好むムクノキの幹や葉の特徴や

、枯れ葉が折り重なる「林床」は光が届かないため他の植物の侵入を防ぐと聞き、皆さん納得顔。最後にイヌビワは虫

と共生しているため、実の中には虫がいると聞いて一同びっくりしたところで締めくくり。
講座終了後に、12期生ほ

ぼ全員が参加して懇親会を開催し友好を深めた。

 
樹木は「時間的優位やニッチ戦略・空間的優位」等により、競争優位にたつのですよ! ヤマモモは雌雄別々の木。その葉に光を当てれば葉脈が透いて見える。(ピンボケですが、黄砂の影響ではありません イヌビワは虫と共生し、実の中に虫がいますの説明に一同「エー!」。







月  日 : 2017年4月26日(水)雨時々曇り

講座名
 :  アウトドアでの安全

講 師 : 平木祐治先生


場  所 :  堺市立栂文化会館

  最初に先生より「アウトドアでは体験がないと何もできない、体験して一つでも新しい事を覚えて欲しい」との話が

ありました。午前は傷の手当、蜂の対策、三角巾のたたみ方使い方を学び、午後は心臓マッサージ訓練器「アッパ君」

と人形の「ジミー君」で一分間100回の胸骨圧迫(心臓マッサージ)を体感、ほとんどの人が息切れをしていました。

AEDと合わせ救護の方法を体験し、続いての災害時の準備の話では、3分(自助)3時間(共助)3日(公助)を基準に防災用品

を準備するとの事。必ず付きまとう食べたら出るの生理現象、持参された災害時用の「仮設段ボールトイレとテント」

このトイレ、収納時はコンパクトで組立時時間は15分もあれば充分と優れものです。欲しいと思いました。他にキャン

プ用テント等があればある程度のプライバシーは確保でき有用とのことでした。初めて三角巾の使い方、胸骨圧迫、

AEDを体験された方が多いようで、一回ではなかなか覚えることはできませんが有事の時は少しでも役に立つことができ

たらと感じました。


頭頂部の傷の三角巾の巻き方 力を入れすぎないように 簡易段ボールトイレとテント







月  日 : 2017年4月19日(水)晴れ

講座名
 :  植物入門(草本)

講 師 : 木村 進 先生


場  所 :  堺市立栂文化会館、西原公園

  今日は身近な題材の講座である。まずはタンポポをメインとした座学である。日頃、何気なく“あっ、タンポポが咲

いてる”と思い通り過ぎているが、永年研究されている先生の説明に“へぇ~そうなんだ”“えっ、ほんとだ”と驚き

の声が上がる。 クイズ形式の説明にワクワクする。

 Q.タンポポに最も近縁の植物はどれか?イ、レタス ロ、ゴボウ ハ、ダイコン 二、ヒマワリ 正解はどれ?

わかりますか。皆さんタンポポを見る視点が変わってきましたね。午後のフィールド学習では先生手作りの「春~初夏

の野草ミニ図鑑」を手に説明を聞きながら図鑑とにらめっこ。紅紫色のカラスノエンドウの花の中に一つ白色の花があ

る、何故?突然変異のため白色の花が咲いたのです。スイバの茎葉にはシュウ酸が含まれている。試しに10円玉を磨

くときれいな10円玉になった。好天にもめぐまれ野草の特徴、特色を聞き観察…2時間が短く感じられた。皆さん明

日からは身近なものにも、もっと観察の目を向けようという気持ちになったようですね。


まず座学でタンポポの世界へ 先生を囲んで説明を聞く真剣な顔、顔 硬貨(左)をスイバで磨くとあら不思議きれいな硬貨(右)







月  日 : 2017年4月12日(水) 曇りのち晴れ

講座名
 :  自然の見方と観察

講 師 : 田中 広樹 先生


場  所 :  堺市立栂文化会館、西原公園

  いよいよ12期生講座がスタートし、皆さんワクワク感一杯。

今日は「五感を使う、いろいろな視点で観る、等の5つの視点を身につける」、「身のまわりの自然の中での命の営み

やうつりかわりに興味を持つ」ことが狙い。これを実践すべく、文化会館周辺や西原公園へ。 開花が遅れ満開状態の

桜を前に、先生も12年間の講座で初めてと言いながら花びら・おしべ・めしべを観察。さらにカラスノエンドウとス

ズメノエンドウとカスマグサの違いや可愛いモミジの花、イチョウの雄花と雌花、クスノキの葉脈の付け根にある「ダ

ニ部屋」等、ユーモアを交えた説明を聞きながら観察が続く。仕上げは1分間ゲームで右脳を使い、色合わせや植物の

命名のネイチャーゲームで童心に帰りました。「時間を忘れた」・「目から鱗」・「2年間が楽しみ」等の感想が寄

せられました。

初めての講座で先生の説明に、皆さん興味津々、熱心に聞き入っています。 桜に囲まれて自然観察がスタート。桜の花も12期生の学習意欲も満開状態。 6班に分かれて色合わせゲーム、落ち葉でなくコケを探し出す奇策(?)を用いたチームが優勝。







月  日 : 2017年 4月 5日 (水) 晴れ

講座名
 :   開講式


場  所 :  堺市立栂文化会館

  これから始まる2年間の講座のスタートを待っていた桜が咲くなか12期生の受講生を迎え開講式が行われた。新谷

代表理事の挨拶からスタート。
やや緊張気味の受講生の気持ちをほぐすような話を交えながらカレッジの設立、主旨、

現状などの説明。スケジュールに沿って式は進行し、受講生の自己紹介では皆さん話し上手で笑いが絶えず笑顔!笑顔!

最後にスタッフも参加して班別会議が行われスムーズ?に班長、副班長が選ばれスケジュール通りに15時に終了。


       新谷代表理事の挨拶

受講生の自己紹介
ニッコリ!集合写真